まぼろしの王都

エミーリ・ロサーレス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205243
ISBN 10 : 4309205240
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,338,9p

内容詳細

画廊経営者、エミーリのもとに届いた「見えないまちの回想記」。18世紀イタリアの建築家による手記は、封印された歴史の秘密へと彼を誘い込む。カタルーニャ文学新世代による大傑作。

【著者紹介】
エミーリ・ロサーレス著 : 1968年生まれ。カタルーニャ新世代の旗手的作家。4作めの小説『まぼろしの王都』で、2004年にサンジョルディ賞を受賞、2007年にはフランスのメディシス賞の最終候補作にもなった

木村裕美 : 東京生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    カルロス・ルイス・サフォン(わたしの大好きな作家で「風の影」シリーズの作家)の編集者がこの作品の著者でしかも訳者も同じ人ということで期待を持って読みました。現代と18世紀のスペインが交錯したり、ナポリあるいはヴェネツイアがでてきたり、建築家や絵画もあったりで好奇心を満足させてくれるかと思いきや若干物足りなさが残りました。もう少し焦点を決めてそれを中心に据えて長い物語に仕上げてくれれば「風の影」と同じように評判になったと思われます。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    18世紀の建築家と現在の美術画廊経営者が交錯していく。18世紀のナポリ、ヴェネチア、サンクトペテルブルクでの描写は空気や匂い、陰影すらも肌感覚で感じさせれ、思わず、身震い。だが、それにしても古野まほろ氏の天帝シリーズのまほちゃんといい、この物語の主人公といい、どうして作者と同姓同名の主人公は女たらしな癖に人に責任を押し付けるという気に食わない性格をしているのかねぇ!!個人的には弟のイヴァン7世の監獄送りを見た事で処世術を極めたエカテリーナ、謎を効果的に使うことで復讐を果たしたアリアドナの「女」ぶりが好き

  • 星落秋風五丈原 さん

    ‘過去’パートは実在の人物(皆有名人)との邂逅部分を設けてあり、彼等は構える必要のないロセッリには言えないことを語り、ふだん見せない顔を見せてくれる。ナポリからヴェネチア、そしてサンクト・ペテルブルグの当時の都市や宮廷の様子も描かれるので、旅行好きの読者も、現在の都市と比較して想像する楽しみもある。‘現在’パートは父親の謎が全体を引っ張る謎になるかと期待されたがさほどの力はない。例え最初は傍観者・受け身であっても途中からは変貌する、くらいの変化を見せてくれるともう少し主人公の魅力が増したのではないか。

  • みつ さん

    18世紀に造営されるはずだった廃都で少年時代を過ごした主人公は、偶然送られてきた当時の建築家の回想録を読む。建築家は老いた画家ティエポロとともに、イタリアからスペイン王カルロス3世のもとを訪れる。王は彼にその世紀の初頭に造営されたサンクトペテルブルクの視察を命じ、かの地で危険に遭遇する。一方、現代の主人公は、幼馴染の女性から依頼され町のどこかに眠るティエポロの絵を探す破目に・・・と、舞台装置としては申し分ないが、何故か物語に入り込めなかった。現代抜きでもっと18世紀の王や画家に集中した物語を読んでみたい。

  • えみっち さん

    タイトルと背表紙と作者の名前ににつられて手に取ってみたら表紙はティエポロ。作者紹介を見ると、カタルーニャ新世代の旗手的作家で『風の影』の編集者とな。しかも原書はカタルーニャ語(日本語訳はスペイン語から)。これは読まずにはおられまい!となったわけですが。舞台は作者の出身地。主人公は作者と同名のなぜこいつばかりがこんなにモテる?型男性。いやなことからは逃げ、女性とは長続きせず、思わぬ額の遺産があり、バルセロナで楽しいシングルライフ。なお巻末には作中に出てきた歴史上の人物の紹介付き。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品