アブラハム・B・イェホシュア

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エルサレムの秋

アブラハム・B・イェホシュア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204673
ISBN 10 : 4309204678
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,188p

内容詳細

イスラエル文学の傑作を本邦初訳。詩作をやめた老詩人と障害をもった息子との日常を、静謐な筆致で描いた著者の代表作と、愛する人の子どもを預かった青年の戸惑いを、彼の地の空と灼熱に重ねて綴った表題作を収録。

【著者紹介】
アブラハム・B・イェホシュア : 1936年、イスラエルのエルサレムに生まれる。イスラエル・ヘブライ文学界を代表する作家で、ノーベル賞候補にもあげられている。父は中東歴史の研究家、母はモロッコからの移民。ヘブライ大学で哲学とヘブライ語を学び、現在はイスラエル北部のハイファ大学文学部名誉教授。良心的左派としての論客でもある。国内外で各章受賞、95年にはイスラエル賞を受賞

母袋夏生 : ヘブライ大学文学部修士課程ディプロマ・コース修了。出版社勤務ののち、ヘブライ文学翻訳に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    初めて読んだイスラエルの文学。「詩人の、絶え間なき沈黙」と「エルサレムの秋」を収録。前者の父と子のぎこちない心の通い合いが心に残る。脳に障害があってクラスメートにいいように利用される息子が詩人の父親に示した愛情はある言葉だった―――。自然と人工のものが混在するエルサレムの描写も印象的。その中で暮らす人たちは普通の都市に暮らす人以上に他人とのつながりを求めているようで、そのつながりを求める繊細なこころの動きが、静かな文体で描き出されている。

  • まさむ♪ね さん

    タイトルが『エルサレムの秋』なのにこんな真冬に読んでしまうというとんだ大失態を演じてしまったわけだけれど、良かった、素直に良かった。どちらかと言うと表題作じゃない方、『詩人の、絶え間なき沈黙』に惹かれてしまう。詩人にとって言葉とは命だろう。その言葉を捨てようとする者と得ようとする者。闇の奥底に沈み沈黙の中で悶え苦しむ老詩人。その心の叫びが境界線上を漂う息子の静寂の中でもがきながらも確かに燃える魂と共鳴し、繊細かつ透明な音色を奏ではじめる。静かに。 そうか、詩人とはこんなにも孤独ないきものだったのだ。

  • どんぐり さん

    イスラエルの作家イェホシュアの中篇2作品。知的障害のある息子と生活する老詩人の孤独を描いた「詩人の、絶え間なき沈黙」。そして、もう一つが表題の「エルサレムの秋」。元恋人の女性から子どもをあずかり3日間過ごすことになる男の記録。いずれも無垢なる者との間に生まれる心性が清く、温かい。これは弱者を温かく見守ろうとする父性の愛というやつかな。

  • てんちゃん さん

    秋にふさわしい一作をと思い選んだのですが、秋と言うより夏の終わりを舞台にしてたので、少し季節外れ(^_^;) でも、とても詩的な美しい作品でした。人の心の繊細な揺れ動きを、押し付けがましくなく、確かな筆致で描き出しています。翻訳も素晴らしいのでしょう。読みやすい文章で頭にすっと入ってきます。国も人種も文化も越えて、文学は共通の感動を与えてくれます。イスラエル・ヘブライ文学、とても素敵です。イェホシュア氏の作品がこれしか翻訳されてないことが、とても残念です。

  • Porco さん

    表題作もいいけれど、収録されているもう1編のほう、「詩人の、絶え間なき沈黙」のほうがより好み。境界性パーソナリティ障害の子供を持つ、元詩人の父親の話。

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アブラハム・B・イェホシュア

1936年、イスラエルのエルサレムに生まれる。イスラエル・ヘブライ文学界を代表する作家で、ノーベル賞候補にもあげられている。父は中東歴史の研究家、母はモロッコからの移民。ヘブライ大学で哲学とヘブライ語を学び、現在はイスラエル北部のハイファ大学文学部名誉教授。良心的左派としての論客でもある。国内外で各

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