ソーニャ・ハートネット

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木曜日に生まれた子ども

ソーニャ・ハートネット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204062
ISBN 10 : 4309204066
フォーマット
出版社
発行年月
2004年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,221p

内容詳細

弟・ティンは、いつのまにか穴を掘ることを生きがいにしていた…。オーストラリアの広大な土地を舞台に家族の絆、人生の過酷さと自由を描き、幸せとは何かを問うガーディアン賞受賞作家、初の翻訳登場。

【著者紹介】
ソーニャ・ハートネット : 1968年、メルボルン生まれ。13歳から創作活動を始め、15歳の時Trouble All The Wayでデビュー。1996年、Wilful BlueでIBBY Ema Noel Awardを受賞、同年Sleeping DogsでVictorian Premier’s Literary Award Sheaffer Pen PrizeとMiles Franklin Inaugural Kathleen Mitchell Awardを受賞。2002年、Forestでオーストラリア児童図書賞Older Readers部門大賞受賞など、数々の賞を獲得している。『木曜日に生まれた子ども』で2002年のガーディアン賞を受賞、イギリスをはじめ世界各国で大きな話題となる

金原瑞人 : 法政大学教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あじ さん

    オーストラリアの開拓時代を生きた、一家の次女ハーパーが語り手となり回想する物語。“地中”に飲み込まれた弟がもぐらのようになり、もう一人は帰らない。そんな喪失と貧困に苦しむ一家に届く“地中”からのギフトは、私には皮肉に映る産物であり、訳者のように「感動的」には捉えられなかった。一家の誰もがここから逃げ出したい、こんなはずではなかったいう思いを抱きながら生活している。その中にあって潜る事を選択した彼が、超越した存在となっていったのかもしれない。一部齟齬を味わう裏道で、有意義な読書をしました。◆ガーディアン賞

  • 小夜風 さん

    【図書館】オーストラリアの開拓地で暮らす一家の少女ハーパーが語る、不思議な弟ティン。最初から怖くて怖くて、こんな両親のもとへ生まれてしまった運命を、この子たちに代わって呪いたくなりました。夢も希望もなくてただひたすらに重く暗いのに、早くここから抜け出して息がしたいが為に読み進めた感じです。タイトルの「木曜日に生まれた子ども」はマザーグースのなかの一節。「木曜日に生まれた子どもはどこまでも歩いていく」から。思わず自分の生まれた曜日を調べてみたら、自分は金曜日生まれでした。

  • mntmt さん

    一風変わった話ですが、引き込まれる。最後まで、読んで良かった。原題:Thursday's Child

  • はる さん

    図書館本。本を閉じて困ってしまっている。なんとなく結末の黄金の輝きは予想しながら読んでいたものの、それにいたるまでがこれでもか!というほど、穴に落ち泥にまみれ飢えて切なくてたまらない。ティンと崩れ落ちた家、乾し草小屋からできた家、ケイブルの屋敷。そしてティンのいない海辺の小さな家。パパもママもいない家!きょうだい達にひっぱられて結末までたどりついたので、その後の幸せを祈りたい。

  • けろりん さん

    弟ティンは、木曜日生まれ。さまよう運命のもとに生まれた。姉ハーパーが語る家族の物語。…子供は、木曜日生まれでなくてもいずれ遠くへ行くものだ。離れる距離は、物理的であれ、心理的であれ。元金鉱の荒れた開拓地で暮らす一家は、自然の猛威、世界恐慌、幼児の死と、次々苛酷な試練に襲われ、荒んで行く。ティンは、大地に抱かれ、土中に暮らし、姉と兄は、仕事を求めて家を出る。家に残ったハーパーもまた、両親の心が、最早此処には無い事を感じる。最後に家族の前に姿を現したティンがもたらした物は、恩恵だったのだろうか、呪縛だろうか。

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ソーニャ・ハートネット

1968年、オーストラリア・メルボルン生まれ。多数の児童書を執筆、そのほとんどが高い評価を得て、数多くの賞を受賞している。2002年に『木曜日に生まれた子ども』でガーディアン賞を、2008年にはすぐれた児童書作家に贈られるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。2011年『真夜中の動物園』でオ

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