その糸を文字と成し

高野知宙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309032436
ISBN 10 : 4309032435
フォーマット
出版社
発行年月
2025年12月
日本
追加情報
:
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内容詳細

急速に近代化が進む明治時代前期、小谷家の奉公人・種吉は不安定な身分ながらも、桑を刈り、蚕の成長を見守る日々に充実感を覚えていた。しかしある時、同郷の友人・壮介から学問の奥深さを見せつけられる。壮介の奉公先である深沢家は、民間の憲法私案である「五日市憲法」の起草に関わるなど、進歩的な家だった。種吉は壮介の影響により、学びに無関心な主人に内緒で知識を深めようと決意する。そんな折、家出したはずの小谷家の長男・直助が突然帰宅。種吉は東京帰りの直助から文字を習うようになる。一方、世間の景気は次第に陰りを見せはじめ、雇い止めされる奉公人も増えていた。不安が高まる種吉に対し、社会状況の悪化を「人為的な不況だ」と考える壮介は、新たな仲間と共に社会を変革しようと先鋭化し、危機的な状況が迫っていた―。

【著者紹介】
高野知宙 : 2005年生まれ、神奈川県出身。現在は京都の大学に在学中。2022年「闇に浮かぶ浄土」で第三回京都文学賞中高生部門最優秀賞を受賞。大幅な加筆を経て、『ちとせ』と改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ユウハル さん

    明治を生きた名もなき人々の暮らし、葛藤が事細かに描かれていた。現代なら当たり前のように知っていることも、あの時代の人たちにとっては新しい知識であり、知る手段すら限られていたのだ。そんな中、自分で選び学んでいく青年を丁寧に書ききっていた。今の当たり前の考えはこういう人たち一人一人が繋いできたものだとあらためて心に響いた。

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高野知宙

2005年生まれ、神奈川県出身。京都の大学に通う。2022年、「闇に浮かぶ浄土」で第三回京都文学賞中高生部門優秀賞を受賞。大幅な加筆修正を経て『ちとせ』と改題し、十七歳でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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