されく魂 わが石牟礼道子抄

池澤夏樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309029450
ISBN 10 : 4309029450
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
196p;20

内容詳細

共にされく(漂浪く)魂をもつ作家が、溢れ出し、時に飛び去る石牟礼の類い稀な言葉の数々を追い奇跡の作品群に対峙した渾身の論考。

【著者紹介】
池沢夏樹 : 1945年、北海道生まれ。1984年『夏の朝の成層圏』で長編小説デビュー。1988年『スティル・ライフ』で芥川賞、1992年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、1993年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』で毎日出版文化賞、2011年朝日賞、2020年『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』で毎日出版文化賞、他多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    ふぅ・・池澤夏樹さんの石牟礼道子さんへ捧ぐ崇拝と言う愛だと感じた。愛と言わずして他に替わる言葉が無い私の語彙力(泣)石牟礼さんの作品は全身全霊で向かわないと飲み込まれてしまう。内から迸る思いが石牟礼さんの言葉でこちらが打ちのめされる感じだ。ただ感じたい。いつでもどこからでもその魂を感じることができる唯一無二の存在なのだと思う。国語は難しく、感じ方はそれぞれで正解は人の数だけあるようにも思うが、石牟礼さんがこの世界に居たという事実を幸福と呼ぶ。

  • ぐうぐう さん

    池澤夏樹がこれまで発表してきた石牟礼道子論を一冊にした『されく魂』。「さまよう」を意味する水俣の言葉で「されき」があり、石牟礼道子がそれに「漂浪く(されく)」と漢字を当てたことから取られたタイトルだが、水俣の「されく」が「ほっつき歩く」という意味合いもあるように、石牟礼の「漂浪く」も「波浪に漂う」よりかは「内的な衝動のままどこかに向かってひたひたと歩く」ことを意味しているようだ。「むしろどこかから去ろうと歩く」と池澤は説く。(つづく)

  • algon さん

    池澤夏樹は自ら編纂した世界文学全集に「苦海浄土」を追加し、後年日本文学全集に「椿の海の記」を入れた。両全集に名を残したのは石牟礼道子一人だ。石牟礼の死後、池澤は対話集として「みっちんの声」、石牟礼論集として本書を出版した。池澤の功績は「苦海浄土」の存在はあまりにも大きいがそれだけでは石牟礼を理解できないという点において石牟礼読者の輪を広げたところにある。触発され石牟礼系の数々の著作を座右にしながら読んできた。本書も区切りとして楽しみだった。しかし理解すべく読んでもやはりその枠に収まらないのが石牟礼だった。

  • Maumim さん

    石牟礼道子の著書はまだ読んだことがないのだけど、池澤夏樹氏が高く評価していることは知っていた。その池澤氏の著したものであれば、読みものとして愉しめるのではないかないかなと思って。石牟礼道子の世界を垣間見る。

  • belier さん

    池澤の石牟礼道子についてこれまで書いた文章を集めている。多くの文章が再読で、石牟礼作品からの引用も記憶のあるものばかりだが、いい文章は何度読んでもいい。作品自体もまた読みたくなる。池澤の『古事記』現代語訳を最近読んだばかりなので、「彼女の文学には構造がない」「すべては筆の先からむくむくと生えてくる」「この人もまた『古事記』なのだ」と池澤が書くのはさもありなんと思ったし、納得もさせられた。

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