伯爵のお気に入り 女を描くエッセイ傑作選

向田邦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309028194
ISBN 10 : 4309028195
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
追加情報
:
256p;19

内容詳細

恥じらい、つつしみ、思いやり、おしゃべり、含羞、おしゃれ好き、意地悪、嘘つき、見栄っ張り…。女の本質をそっと教える向田邦子珠玉のエッセイ。

目次 : 女の生態/ よそおう/ 摩訶不思議/ 女のはしくれ/ 働くあなたへ/ 小説 胡桃の部屋

【著者紹介】
向田邦子 : 1929年東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家となりラジオ・テレビで活躍。代表作に「七人の孫」「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」「隣りの女」など。1980年初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家生活に入る。1981年8月飛行機事故で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちゃちゃ さん

    時折、無性に読みたくなる大好物の向田邦子エッセイ。巧い、落としどころが絶妙。本作の副題は「女を描く傑作選」。中には時代を感じさせるものもあったが、いずれも彼女の鋭い人間観察眼で切り取られた女性の特性が、ユーモアとペーソスを織り交ぜ、気取らない筆致で、時には辛辣に綴られる。既読ではあったが、彼女の生き様を真摯に吐露した『手袋を探す』が印象に残る。自分に合う「手袋」を妥協せずに追い求める、探究心や好奇心、自己愛の強さ。自分の欠点を隠さず、私は私!と丸ごと受けとめ勇猛果敢に生きてゆく潔さに惚れ惚れするのだ。

  • sasa-kuma さん

    こだわりと観察眼が半端ないです。ひと冬を手袋なしで過ごし会社の上司の「君のいまやっていることは、ひょっとしたら手袋だけの問題ではないかも知れないねえ」という言葉にハッとする向田さん。このことを機に考えに考えて、このままでゆこうと腹をくくったはなし「手袋をさがす」向田さんのエッセイ で1番心に残っているもの。この本にも収録されていました。本の佇まいがステキと思ったらクラフト・エヴィング商會でした。中紙の色がすみれ色がかった灰色で、スピンの色とリンク。さらに中表紙はさくら色。とっても美人さんな本です。

  • ひつじ さん

    久々にまともな(?)読書が出来ました。向田邦子さんのエッセイ。ポツポツ樹木希林さんの話も出てきたり。好きな雰囲気なのでしばらく向田さんを読もうかな。最後の短編はもやもやする〜。

  • bluelotus さん

    ★★★☆☆ 向田さんのエッセイは相変わらず文章の落としどころがかっこよく、最後の小説の主人公もどこか向田邦子の雰囲気を匂わせる。今回もクラフト・エヴィング商會の装幀だったのだが、吉田篤弘さんの猫のイラストはう〜ん…という感じではあった(笑)

  • ふくねこ さん

    子供の時に向田邦子が亡くなったニュースを聞いて、歳をとって亡くなったというイメージがあったのだが、今の自分の年齢とたいして違わないと知り愕然とした。人間としての成熟度がまるで違う。私が単にふわふわした人間なのかもしれないが、大人と呼ばれる人達がどんどん幼稚化しているような気がしてならない。向田邦子が筆を取ればどんな題材でも名文になってしまうのではないか。こんな読後感を得られる作家にはあったことがない。生きていれば90歳。向田邦子が今の日本をどのように見たか、本当に文章を読んでみたかった。

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人物・団体紹介

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向田邦子

1929(昭和4)年、東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家になりラジオ・テレビで活躍。80年に初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、81年8月航空機事故で急逝

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