新カラマーゾフの兄弟 上

亀山郁夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309024226
ISBN 10 : 430902422X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
664p;20

内容詳細

ドストエフスキー未完の傑作、ついに完結!著者の初小説。

【著者紹介】
亀山郁夫 : 1949年栃木県生れ。ロシア文学者。前東京外国語大学学長。現在、名古屋外国語大学学長。『磔のロシア』で大佛次郎賞、『謎とき『悪霊』』で読売文学賞、翻訳ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』で毎日出版文化賞特別賞、プーシキン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    亀山先生はドストエフスキーの原作をわかりやすく翻訳されていて、それがこの作品に結びついたのでしょう。この題名は、元の作品の換骨奪胎版といえるのでしょうが、まあ違う題名でもよかったのではないかと思われます。とりあえず上巻だけを読んでみたのですが、非常にミステリアスな感じの作品で読ませてくれるということでは大成功ではないでしょうか?物語と作家らしき人物のモノローグのような物語と二つの話が並行してすすんでいくのは少し読みにくさを感じますが私は楽しんでいます。

  • それいゆ さん

    冒頭に作者からの序文が6ぺーにわたって書かれています。「Kの手記」の部分はとばして「黒木家の兄弟」の部分のみを拾い読みすることをお勧めするとは、いったい作者の意図は何なのか?言われるとおり、手記の部分は退屈極まりない内容なので飛ばしましたが、黒木家の話も読み進んでいくうちに次第につまらなくなってきて、下巻を読もうという意欲が湧いてきません。「カラマーゾフ」というタイトルを付けることなど恐れ多いと思います。上巻だけで700ぺージ近い大作ですが、気の遠くなるような量の物語です。上巻だけで完結してほしいです。

  • Vakira さん

    672ページ、重さ780g。昨年の年末から読み始めやっと読了。新・カラマーという事だか、舞台は1995年の日本。日本の黒木3兄弟と取巻く女性達。プロットはカラマーゾフだがそれにK氏が加わる。ざっくりカラマー原作を基本になってます。亀山氏の挑戦は判るが、ドスキー特有のむき出しの人間生命力感はないです。ミステリーに偏り過ぎだったかな。フョードル役の父・黒木兵午はもう13年前に亡くなって、誰が犯人なのか?動機はなんだたのか?上巻最後の100ページあたりで大審問官の話。この部分は面白く読めた。さて下巻どうなる?

  • けいご さん

    カラマーゾフ兄弟達が死んで転生したらそこは日本の東京でした★って感じの1冊w本家のように序盤は各キャラ達の世界感の描写が多くて「よーわからん」となるけども世界感構築後に徐々に解き明かされていく感がジワジワと面白くなってきます★本家に似たような感覚は確かにあって、でも実は全然違うので後半が気になるところ!本家は未完で終わってしまったけども、亀山さんの中で育ったカラマーゾフはどんな結末を迎えるのか乞うご期待!!

  • ケニオミ さん

    構想はあったにもかかわらず、ドストエフスキーが書き得なかった「カラマーゾフの兄弟」の続編、末弟アリョーシャの13年後の物語。その構想を1995年の日本に移して描いたのが本書です。「カラマーゾフの兄弟」に登場した主な人物は、日本名に置き換わっていますが、当然性格に強い類似性があります。黒木家三兄弟の父親が亡くなって13年。やっと遺産相続の問題にけりがついた状況で、父親の事故死に対する疑惑が段々と浮かび上がります。やはり殺人なのか?描かれている教団は黒木家に係ってくるのか?物語は謎を秘めたまま下巻へ進みます。

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人物・団体紹介

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亀山郁夫

1949年、栃木県生まれ。ロシア文学者、名古屋外国語大学学長。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て、1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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