O介

大鋸一正

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309023069
ISBN 10 : 4309023061
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
189p;20

内容詳細

これは、孤独という名の勇気。愛情に閉じ込められた男、大海原に漂流する兄弟、ATMの中の生命体―孤高の作家が今、14年の沈黙を破る。至極の作品集。

【著者紹介】
大鋸一正 : 1964年岐阜県生まれ。多摩美術大学卒業。『フレア』で第三三回文藝賞優秀作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nina さん

    2000年の『緑ノ鳥』から14年ぶりの出版というからその間何をされていたのだろう。初出を見ると、2001年から2010年の間に発表された作品はこの短篇集には含まれておらず、その前後に発表されたものと書き下ろし作品が収録されている。世界観のスケールアップを感じると同時に以前初期4作を読んだときの不思議な感覚が甦った。あなたもわたしもここにいるのにその向こうには何もない、まるで背景のない夢を見ているような、それでいてときおり鮮烈なイメージがフラッシュバックのように目前をよぎりざわざわとした感覚だけが残される。

  • しのだ@書店員復帰を目指し中! さん

    難解すぎて頭が痛い。表題作である『O介』は好きだが、あとの作品はよくわからない。雰囲気を捉えてこんな感じかなくらいの手探り。表紙の赤ちゃん可愛い。

  • あっちゃん さん

    なんとも詩的すぎて、感性がニブい私には難しかった…所々、心のどこかに引っかかるように感じる場面もあったけど大半が、よくわからないまま読了!

  • 深夜 さん

    全てにおいて完成度の高い短編集。それぞれが独立した物語でありながら、終わりのないループ=円環によって緩く繋がっている。始まりながら終わりつつある。人生のメタファー。美しい文章。忘れがたい。

  • のこ さん

    14年ぶりの連作集。帯裏のコメントが的確すぎて驚いた。特に「これは詩だ」に共感。正直、私は“絶賛の声”ばかりではないのだけれど…。■明確な結論を求めて読むと思いっきり放り出されます。何が起きたのと周りを見回し、完結している事実に気付き、それでも次に進む。7篇が全てそのような状態でした。内容も感想も難しいなぁ…。

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大鋸一正

1964年岐阜県生まれ。多摩美術大学卒業。『フレア』で第33回文藝賞優秀作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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