曲り角のその先に 村岡花子エッセイ集

村岡花子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309022833
ISBN 10 : 4309022839
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
220p;20

内容詳細

「赤毛のアン」の翻訳者として、今なお日本の少女たちの心に力強いメッセージを送りつづける村岡花子。そのエッセイもまた、今を生きる私たちに寄り添い、明日への勇気と希望にみちている。

目次 : 姉妹/ ほうとう/ 豆雛/ 雛とデモクラシー/ トカゲの散歩/ 静かなる青春/ 「読書自伝」の一節/ 丘の上の寄宿舎/ 英和辞典/ こわされた時間表〔ほか〕

【著者紹介】
村岡花子 : 1893年(明治26)〜1968年(昭和43)山梨県甲府市生まれ。東洋英和女学校卒業。歌人、佐佐木信綱主宰の竹柏会所属。山梨英和女学校の英語教師、銀座・教文館の編集者を経て、児童文学の創作や英米文学の翻訳の道に進む。少女雑誌、婦人誌でも評論家として活躍。戦前にはJOAKラジオ番組「子供の新聞」を担当し、ラジオのおばさんとしても親しまれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tokotoko さん

    図書館で見つけた、新しめの村岡花子さんの関連本は、この本で最後になります。村岡さんのアンテナを刺激した事柄が並び、それについて、時には厳しく、優しく、楽しく、書かれています。きれいな日本語ばかりなので、こちらも、だんだん「きちーん!」としてくるんですが(気持ちだけ、です)、そのうち「ちょっと・・・ムキに・・・なられてませんか?」と思う所も出てきます。村岡さんの真摯な中の可愛さに触れた気がしました。いい人達、いい本を自然と手繰り寄せて、心豊かに生きられた村岡さん。残してくださった本が、読み継がれますように。

  • 九月猫 さん

    「生活意欲が盛ん。人間の生活を愛し、感情を肯定し、そこから温かさも優しさもまたたくましさも厳しさも発してくる。決して冷たさからではなく、ひたむきにそそぎかける愛情の切なさが厳しい憤りともなってあらわれるのだ」花子さんが歌人・今井邦子さんを評した一部だが、同じ印象を花子さんに抱く。また、立派な職業婦人だった彼女の、芯には母性を感じる。こどもと女性を深い愛情をもって見ておられるからだ。ただ出来の悪い「娘」の私は、「時にやや主観に囚われすぎはしないかと反発したくなる場合もなくはない」にも大きく頷いてしまうのだ。

  • スノーマン さん

    真面目な部分の中に、ユーモアが垣間見れる心地よいエッセイ集。たくさんの知識、異文化の中の学生時代、そして本人の努力や才能、悲しい経験、いろんなものが積み重なり生み出された『赤毛のアン』だったんだろうなぁと感じる。これから、戦前の映画や文化も朝ドラを通してどんどん出てくるかな。幼い頃に一家で東京に出てきたということは、甲府のあの『おかあ』はドラマのみの産物なんやなぁと少しさみしい(笑)

  • ゆうゆうpanda さん

    この人の自身がアンなのではと思うような知的でチャーミングな女性。文章もテンポよく、読みやすくてよかった。『赤毛のアン』はこの人の訳だったから面白かったのかも知れないと感じた。孫が書いた伝記もあるようなのでいつか読んでみようと思う。

  • けんさき そのこ さん

    花子とアンを観たことで読んでみたのだが、なんと文章に知性が溢れてることか!しかし家庭人としての自分も忘れない。女性もきちんと教育を受けることの大切さを痛感する。不便な時代の方が本当に大事なものを見極める目も養えるのかもしれないと思った。

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