プーと私

石井桃子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309022499
ISBN 10 : 4309022499
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
250p;19

内容詳細

『くまのプーさん』「ピーターラビット」など、著者が世に送りだした永遠の文学作品をめぐって、活き活きと綴った随筆集。

【著者紹介】
石井桃子 : 1907年、埼玉県浦和に生まれる。28年、日本女子大学校英文学部卒業。文藝春秋社、岩波書店などで編集に従事。戦後、宮城県鴬沢で農業・酪農をはじめる。その後上京し、翻訳家、児童文学作家、随筆家として活躍。自宅の一室に子どもの図書室「かつら文庫」を開く(58年―のちに公益財団法人東京子ども図書館へ発展)など、その活動は子どもの本の世界を実り豊かなものにした。2008年、101歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    石井さんが野生のクマを「コロ助コロ子」と書いてある部分で、ふいに涙が出た。なんと可愛げのある、愛情に満ちた呼び方だろう。野生動物に対する優しい目線、石井さんの人柄が文面から溢れ出ていた。本書は『クマのプーさん』、『ドリトル先生』等の石井さんが携わった一級の児童文学作品や、アメリカの図書館事情について等が丹念に描かれていた。興味深い内容で飽きることなく楽しめた。でも私が最も惹かれたのは、ホームステイ先のビリーという少年とのエピソードだった。やっぱり人間が一番面白いなあ。読後は温かい気持ちが湧き上がってきた。

  • Y さん

    くまのプーさんをはじめとする児童文学の翻訳で知られる石井桃子さんのエッセイ集。この本は翻訳、児童図書館、海外旅行などを中心にしたエッセイが多く収められている。著名な児童文学の作家の生涯や著者の生き方を目にするうちに考えたのは、損得からはなれたところで作りだされたものこそが人の心を動かすのかな、ということ。また、知らない言葉は想像力をストレッチさせてくれるというような意見が出てきたけれど、それは自分とはかけ離れた境遇に置かれた人物の出てくる創作物を読むことについても同じことが言えると思った。

  • あ げ こ さん

    石井桃子はすごい。石井桃子がいてよかったなあと思う。短くて長い、楽しくて嬉しい、わかりやすいのだけれども余地があって、忘れ難い、沢山のしあわせな時間をくれる人。その偉大さ。その聡明さ。その実行力。その言葉の豊かさ、親しみ易さ。本当に慕わしい。石井桃子がいたからこそ、と言うような事が多過ぎる。石井桃子がした事。ちゃんと伝わるよう、わかるよう、言葉にし、残してくれたもの。それはいつだって、触ればきちんと応えてくれて。読み始めれば何度でも、動き出し、しゃべり出し、開くたび、めくるたび、楽しくて、嬉しくなるもの。

  • シュシュ さん

    「くまのプーさん」「ピーターラビット」「ドリトル先生」にまつわるエピソードや石井さんが訪ねたアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツの図書館の様子など面白く読んだ。ホームステイ先のビリーという男の子との関わり(幼少時から青年になるまで)にも温かいものを感じた。手元におきたい本。

  • あ げ こ さん

    石井桃子の文章はやさしい。その調子の心地よさ。常に近しく、馴染み深い。出会い、関わり、見聞きしたものや人達の事。変に近付いて行こうとするのではなく、自らの方へ手繰り寄せるのでもなく、自らや、自らのいる環境との間に距離があれば、その距離のまま、向き合い、考える。どう変化したか、或いは変化しなかったか。そう言った関心ごと。丁寧に、細やかに、そして豊かな余地を含む簡潔さを以って語る。何が重要であるか、楽しさや繊細さや手強さや一筋縄ではいかない事の重要さをよくわかっていて。何と言うか、信じられる、といつも思う。

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