国境

黒川創

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309022178
ISBN 10 : 4309022170
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
追加情報
:
427p;20

内容詳細

国と国のあいだに生きる人びとの息づかいの中からだけ見える世界の真実。画期的な漱石論の書き下ろしなどを加えて復活させた決定版。

【著者紹介】
黒川創 : 1961年生まれ。作家。同志社大学文学部卒業。十代の頃から「思想の科学」に携わり、鶴見俊輔らとともに編集活動を行う。著書に『かもめの日』(読売文学賞、新潮文庫)他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ハチアカデミー さん

    「日本文学」という括りそのものが意図的に国境線を引いた物であり、また敗戦後に作られた溝に過ぎないことを、膨大な例証を示しつつ明らかにする。満洲などアジア諸国は勿論のこと、ブラジルに移民した日本人の文学にまで言及しつつ、植民地主義に毒された文学者の糾弾ではなく、日本・朝鮮・中国の作家たちがどのような違和感を抱きつつ創作をしたか、なぜ異国で日本語作品を創作したのかといった、それぞれの「思い」を探る試み。本書のエッセンスお詰まった「輪郭譚」が読みどころ。漱石、鷗外、佐藤春夫、そして無名の創作者たちの姿が浮かぶ。

  • ●● さん

    明治から1945にかけて、自分に欠落を感じていたが、そこへの手掛かりを得た。この時代・期間に、漱石が通奏低音のように響いている。今まで関心の全くなかった人・事柄が、違う新たな面を見せてくれ、鱗が落ちた思い。書中で、今まで知ってる/知らない人名/書名が、導きの糸となってくれ、新たな地平を探索出来る。日本語文学で、当り前のことながら、外地と呼ばれる世界での文学があるということが、自分には、すっぽり抜け落ちていた。

  • watershed さん

    1.漱石 ボヴァリー夫人の翻訳。伏せ字と翻訳の関係。植民地世界の住民としての共通感覚。 2.移民 日本からの移民が植民地で書いた文学とは?いったい何か。 ブラジル移民や日系人収容所の短歌、俳句。

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人物・団体紹介

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黒川創

作家。1961年京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。1999年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年『かもめの日』で読売文学賞、13年刊『国境“完全版”』で伊藤整文学賞(評論部門)、14年刊『京都』で毎日出版文化賞、18年刊『鶴見俊輔伝』で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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