異貌の人びと

上原善広

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309021089
ISBN 10 : 4309021085
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    「日本の路地を旅する」で大宅賞を受賞した著者が受賞直後に出した紀行文。20代に雑誌に単発で掲載していた記事をまとめたものでややまとまりが薄い。バスク地方の不可触賤民カゴの取材や、ガザ地区潜入、シチリア・コルシカ取材、北方領土の少数民族ウィルタ族の悲劇、ロシアと日本は彼らをスパイとして多数雇っていたが、敗戦後シベリア抑留されたという。日本人として帰国し、出自を隠したままで、最後の生き残りが亡くなったという。彼らの戦後の補償は皆無のまま。

  • ann さん

    備忘録。隠れるように暮らす民族がいることを知る取っ掛かりになった。古くはカタリ派あたりも気になったことがあった。また色々文献を読んでみたい。

  • つちのこ さん

    海外の被差別民や迫害の実態が、日本の路地を含めた下層社会にある独特な問題と比較できるとも思えないが、そこに共通するのは、どこの国においても差別されてきた人々が存在する(した)という事実だ。スペインのカゴやヨーロッパのロマもしかり、カーストや人種、職業、信教による差別が表面的には撤廃したとされる国においても、差別する側の人々の意識から消さない限り、差別は根深く生き続ける。ルポは2000年代のものなので少し古いが、実弾が飛び交うパレスチナやネパールの内戦を取材した突撃ルポは、生々しく、読み応えがあった。

  • たまきら さん

    世界中で、人々がいろいろな状況下で、さげすまれている。それは少数民族だからだったり、歴史的ななにかのせいだったり、職業だったり、宗教だったりする。怒りや、静かなあきらめや、風化をじっと待つような人々の感情を、著者が淡々と書いている。長い長い旅と出会いのエピソードで一番ぞっとしたのは、著者自身の家族の描写だった…。

  • 4fdo4 さん

    貌(ぼう)とは “顔、姿、外見”の事。 パレスチナ、ロマや不可触民など海外の迫害されている人々を回る旅。 短い感想を書くのは難しい。 ルポルタージュとして数字や引用文献が少ないので、著者の体感した要素が多い。 その分荒いが、ライターのエネルギーを感じられる一冊。

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人物・団体紹介

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上原善広

1973年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、ノンフィクション作家となる。2010年、『日本の路地を旅する』(文藝春秋、のち文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。12年、「孤独なポピュリストの原点」(特集「最も危険な政治家」橋下徹研究、「新潮45」2011年11月号)で、第18回編集者が選ぶ雑

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