氷塊 大久保利通

秋山香乃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309020426
ISBN 10 : 4309020429
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
20cm,281p

内容詳細

日本を近代国家たらしめたのは、明治の元勲・大久保利通の氷の意志と構想と実行力であった。挙藩討幕から盟友西郷との別れまで、逆境の人を初めて描ききった、秋山香乃の新境地、渾身の書き下ろし評伝小説。

【著者紹介】
秋山香乃 : 1968年、北九州市生まれ。作家。活水女子短大卒業。柳生新陰流居合道四段。デビュー作の『歳三 往きてまた』が新撰組ファンのみならず、時代小説ファンの支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    幕末から明治にかけて、日本の近代化を成し遂げた先駆者こそ大久保利通だと思いました。薩摩はあまり好きではなかったのですが、改めて今の日本を基盤を作ったと思うと見方が変わりますね。冷淡でありながら熱い男、それが大久保利通という男なのでしょう。

  • 巨峰 さん

    いろんな幕末小説に姿を現す大久保利通だけど、彼を主人公とした小説は初めてかも。討幕迄で8割、維新後征韓論あたりで2割。大久保利通という人物はけっして徒手空拳の革命家ではなくて、薩摩藩という組織の中から日本を大きく動かした人物だというのが良く描かれていたと思う。秋山さんは歴史に対して忠実な書き手の方だという感想を持ちました。

  • とん大西 さん

    これまでの読書傾向から自分は案外佐幕派かもと思ったりしてましたが、本作を読んでいると大久保の信念に心服。すっかり大久保贔屓、倒幕サポーターになってしまいました。志士として覚醒してから日本という国家の為に粉骨砕身してきた大久保。大局を観れるマルチな行政家であり私心のない政治家でした。圧巻は王政復古の大号令。息詰まる徳川慶喜との政戦(教科書では朝廷のセレモニーみたいな書きぶりやったけど、ゴリゴリのクーデターやったんやね)。互いの正義がぶつかり合う緊張感。その空気の向こう側に日本誕生の瞬間が控えてたんやねぇ…。

  • 五右衛門 さん

    読了。先日は徳川方から、今回は薩長側からの明治維新、クーデターと表現は別れ、受け取る私も実際少し前の日の本はどんな風に荒れておりどんな風に収まったのか(まだ収まっていないのかも)両方を読んでみようと…けれど当時の方々こそ本当に自国を憂い、救い、諸外国に負けない国作りに奔走し、少しずつ方向が違うだけで官軍、賊軍なんて、しかも時代の流れが速すぎ。今の政治家でこれだけ熱い人々はいるのだろうか?なにか熱いものを受け取った気がします。この作家さんやっぱり読ましますよね。

  • 橘 さん

    初めて薩摩視点の作品を読みました。ちょっと説明みたいかな…と思いましたが、面白かったです。でもやっぱり薩摩は好きではないなと思いました。いつもの秋山さんのように、淡々と、でもそれでいて熱さも感じる作品でした。

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秋山香乃

1968年福岡県北九州市生まれ。活水女子短大卒業。2002年『歳三 往きてまた』でデビュー。2018年『龍が哭く 河井継之助』で第6回野村胡堂文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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