オーロラマシーンに乗って

明川哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309018102
ISBN 10 : 4309018106
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
20cm,198p

内容詳細

裏社会のドンで、遊園地の支配人ヨキ氏。彼の夢想に基づいた、世界一高い山よりも高いジェットコースターに乗って出会ったものとは…。かつてドリアン助川の名で活躍した物語作家が贈る、大人の童話3篇。

【著者紹介】
明川哲也 : 1962年6月17日生まれ。大学卒業後、フリーライター、放送作家などを経た後、ドリアン助川の名で「叫ぶ詩人の会」を結成(1999年に解散)。バンド活動のかたわら、ラジオの深夜番組では十代の少年少女の相談を受ける。その後、ニューヨークに3年間在住。2003年から明川哲也の名で小説を中心とした創作活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    SF、ファンタジー風の中編3つを収録。ブラッドベリ風「オーロラマシーンに乗っては」は、9千メートルの高さがあるジェットコースターを作ろうする男の話。不幸な生い立ちの主人公の願いが切ない。私の一番の好みは「草っ子と蜘蛛」で、こちらは宮沢賢治の童話と共通するものを感じた。平凡な草が主人公。どんな生き物も業を背負うこと無しには生きられないことを、透明感のある美しい文体で表現しており、胸に迫る内容を持っていた。

  • ころりんぱ さん

    児童書のような趣きのある三編。難しい言葉もなく一文一文が短かいのでサラッと読むこともできるはずだったが…自分の深い所とそろっと撫でられチクッと刺されるような気がして、どれも立ち止まりながら読んだ。ここで何がどうだった!と書くのは自分の生い立ちから今までの、つまずきや失敗、無かったことにしたい事、つまり汚点的なものまで語らねばならなくなりそうなので省略(笑)心っていう扱いにくくて不思議なもの抱えてるんだから大変で当たり前。自分の人生、かっこ悪くても思い描く通りにできなくても、いいのかなって。

  • TANGO さん

    図書館本。読友さんの感想に引かれて読んでみた。こどもに読み聞かせ出来そうな易しい話、かと思いきや、生きることの厳しさや切なさが組みこまれていて、読んだあと深く息をついた。「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼの丘」がおだやかで、春におすすめの1編。

  • フリスビー さん

    とてつもない空想力を持つヨキ氏。それは満たされなかった現実の裏返しだったのかも。ヨキ氏が「ばばばーんの遊園地」と名付けた意味が解ったときそう思いました。「草っ子と蜘蛛」、草も蜘蛛も、生きていることからは逃れられない。そのことが残酷でもあり、また美しかったです。草っ子の目線で物事を考えられる作者のやさしさ・厳しさには涙が出そう。「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼの丘」、果てしない未来のようで、限りなく近いお話。3編とも、見えているようで見えていない情景を見せてくれた作品でした。

  • おこた♪ さん

    ドリアン助川さんは、一時期深夜番組で若い子の相談に乗ってたとかで話題になっていましたが…なんだか、物語と言うよりも凄く長い詩を読んでいるような感じになりました。詩だと思って読んでいるから長すぎて辛かった。示さんとしていることは、何となくわかる気もするのだけど、結局は何が言いたかったん?ってなりました。私には合わなかった

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人物・団体紹介

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明川哲也

作家・道化師。1962年東京生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。放送作家などを経て、90年ドリアン助川名で「叫ぶ詩人の会」を結成。バンド活動を行う傍ら、数々の著作を発表する。99年バンド解散後に渡米。2002年に帰国後は、明川哲也名義で小説や詩、エッセイを執筆する。また、道化師ドリアン助川と

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