窓の灯

青山七恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309017372
ISBN 10 : 4309017371
フォーマット
出版社
発行年月
2005年11月
日本
追加情報
:
20cm,119p
20cm,119p

商品説明

大学を辞め、時に取り残されたような喫茶店で働く私。向かいの部屋の窓の中を覗くことが日課の私は、やがて夜の街を徘徊するようになり――夜の闇、窓の灯、ミカド姉さんと男達……ゆるやかな官能を奏でる第42回文藝賞受賞作。

※出版社都合により、発売日・価格・仕様等に関しましては、予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

内容詳細

見知らぬ人たちのシルエットが奏でるゆるやかな官能の響き。第42回文藝賞受賞作。

【著者紹介】
青山七恵 : 1983年、埼玉県に生まれる。『窓の灯』で第42回文藝賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    窓を通じて見たい他人の全ては、自分が見たくなくて知られたくないものという着眼点が面白いと思いました。姉の娼婦のような全ては嫌うのに、窓の向こうの全ては見たいと思う矛盾があります。綺麗ではない生々しい部分を認めたいのか認めたくないのかの境界が曖昧ですが、おそらく自分の中にもあることを確信したいのでしょう。憧れと憧れたくない気持ちの表れが窓の向こうを眺めることに通じているのかもしれません。人間の行動の不可思議さを描いた作品ですね。文章が綺麗なのでサラリとしている印象です。

  • 青蓮 さん

    青山七恵さん、2作目。さらっと読めるけれど、私の心にはあまり響かなかった。作風が合わないのかも。

  • あつひめ さん

    文藝賞受賞作。このストーリーと似たようなのをテレビドラマで見た気がするのは気のせいかしら?青山さんの描く影の薄い主人公。主人公の肉体は目立たなくても魂が色濃いような気がする。いつも誰かの目を気にしている。そして自分も人の事を気にしている。覗く行為には興味本位と寂しさがあるのかもしれない。灯りの灯る部屋は自分以外の人の呼吸が聞こえる。大きな波も小さな波もない物語の中で人の息遣いを表現している作品だと思う。読むのは暑い季節には不向きなような気もする。ねっとりとした暑さが息苦しくさせる。物語の季節は真夏だけど。

  • なっく さん

    青山七恵のデビュー作。窓の中がはっきり見えないからこそ、人間模様が浮かび上がる。夜ごと男を連れ込むお姉さんも、自棄になっているのか、何を考えているのか分からない。すべてがぼんやり、うっすらする中で、まりもも女になっていく。こうやって女という魔物は生まれていくのか。

  • みねたか さん

    デビュー作であり文藝賞受賞作。大学も辞めて漂うように暮らす彼女。アパートの向かいの部屋から目が離せなくなり、やがて、、、彼女の不安定さに引き込まれいっきに読了。また、男心を鷲掴みにする喫茶店の女主人も非常に魅力的。ストーリー云々ではない。全体の雰囲気で読ませる作品と思う。

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人物・団体紹介

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青山七恵

1983年埼玉県生まれ。「窓の灯」で文藝賞、『ひとり日和』で芥川龍之介賞、『かけら』で川端康成文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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