新撰組捕物帖 源さんの事件簿

秋山香乃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309017358
ISBN 10 : 4309017355
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
追加情報
:
20cm,306p

内容詳細

お人好しで好奇心旺盛、お節介焼きの新撰組副長助勤・井上源三郎は、つい事件をかぎつけては首を突っ込む。平隊士・中村久馬、監察・尾形俊太郎もいつしか引きずり込まれて…。気鋭の作家による市井派新撰組小説。

【著者紹介】
秋山香乃 : 1968年、北九州市生まれ。作家。中学時代は演劇部でシナリオやコントを書く。高校入学の頃より小説を書き始める。活水女子短大卒業後、歴史サークルを主宰、会誌を発行。デビュー作の『歳三 往きてまた』(文芸社)が新撰組ファンのみならず、時代小説ファンの支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えみ さん

    やはり最後は泣かせてくれる。彼に戦死は似合わない…。剣術が飛び抜けて得意なわけでもなく、これと言って目立つこともなく、新選組の幹部に座っているのが不思議なくらいの男。だけど、困っている人を見るとどうしても放っておけない…人情派隊士とは即ち井上源三郎、その人である。 “ほのぼの”担当“癒し”当番。今日も世話好きの年上隊士として周囲に呆れられながら、土方に睨まれながらも自由気ままに事件に首を突っ込んで人助け。お節介もここまでくれば、兄貴分というよりもうお父さん。思わず微笑んでしまう。尾形俊太郎との会話が尊い。

  • 優希 さん

    面白かったです。源さんが主人公の短編集でした。人柄の良さとまわりの人たちがいい塩梅の関係を保っているのが良かったです。殺人集団であり、悲劇の見方もできる新選組ですが、その中でもほっこりする存在が源さんだったのですね。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    豪胆なカリスマ性も冷徹な頭脳もなければ、冴え渡る剣の腕も有していない。けれどそこにいるだけで周りを和ませる何かを持っている。東から来た荒ぶる狼の群れの中、一見目立たぬ穏やかな瞳の奥に潜むのは溢れんばかりの人情と思いもよらぬ行動力。新選組六番隊組長源さん、江戸っ子たる者お節介上等。父を殺された少年を思いやり、孤高の刃が引き起こした刃傷沙汰を憂い、局内恋愛騒動に首を突っ込んだりと、日に日に血の臭いが濃くなっていく京の都を駆け回る。少しでもあたたかな風が吹き込むように。大切な仲間の集うこの場所を慈しむように。

  • 金吾 さん

    ◎井上源三郎が主人公の話は初めて読みました。源三郎の人柄の良さと取り巻く人々がいい感じであり、悲劇性がある新撰組の話でありながらほのぼのとしました。ラストもいい感じでまとまっており良かったです。

  • ウッチー さん

    井上源三郎が好きになる本。世話好き、お節介ものと説明されているが、私の印象は、皆から慕われていたこと。 土方、沖田からも一目置かれ、義理と人情味に溢れる源さんは、ラストの「源さんの形見」では世話した三太が、しっかりと答えている。 新選組好きで、源さんをあまり知らない方、是非読んでみて❗️

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

秋山香乃

1968年福岡県北九州市生まれ。活水女子短大卒業。2002年『歳三 往きてまた』でデビュー。2018年『龍が哭く 河井継之助』で第6回野村胡堂文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品