異国伝

佐藤哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309015798
ISBN 10 : 4309015794
フォーマット
出版社
発行年月
2003年09月
日本
追加情報
:
236p;20

内容詳細

これは本当に21世紀に生きる日本人作家の小説なのか。寓話・哲学・SFなど“あ”から“ん”までの45の短篇が造り出す不思議な書物宇宙。架空の小国の生成と消滅を語る<知の巨人>佐藤哲也による書下ろし。

【著者紹介】
佐藤哲也 : 1960年生まれ。93年、『イラハイ』で第五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 九鳥 さん

    図書館本。すべての物語が同じ書き出しで始まる、異国に住む異人たちの奇妙な物語集。冒頭が一様な分、最後のオチに力が入っていて、ときどきびっくりするような一文に出会う。声に出して笑う感じでもなく、お腹におかしみが燻ぶる感覚。「海老の虐殺」にじわじわと擽られ、「帝国の逆襲」にしてやられ、「内戦の惨禍」「魔王の機械」の風刺に苦々しく笑い、「老人の偉大」に幻惑された。

  • 三柴ゆよし さん

    処女作『イラハイ』もそれは奇妙な物語だったが、本書もまたそれに劣らず奇妙な物語(集)だったのである。一読、不条理な寓話集かと思うに、実際は然にあらず。諷刺あり、パロディあり、ブラック・ユーモアあり、多種多彩な物語の満載された、なんともおかしな掌編集なのであった。あえていえば、カフカの断章+初期の筒井康隆といった感じか。個人的には、「帝国の逆襲」、「海老の虐殺」あたりがお気に入り。『イラハイ』の無意味さ・バカっぽさが好きな人は是非どうぞ。

  • ふノ字 さん

    一国に付き一編づつ綴られた50話からなる短編集。今回は一気読みしちゃったけど、一作づつゆっくりと味わいたい本でした。

  • いさ さん

    キノの旅大人向けverと言う感じです。「あ」から「ん」までの一文字をタイトルの頭文字に、1話完結の小話が続きます。何故か金融系の豆知識が身に付きます(?)「帝国の逆襲」が素敵すぎたので、6作全部やってほしいです。

  • 黒とかげ さん

    ものすごい小説だった。頭が悪いため、うまく表現できないが、とにかくものすごい小説だった。一つ一つのエピソードはさして面白くないが、全部読み終わった後に、世界の全てを知り得たような気分になった。

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人物・団体紹介

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佐藤哲也

1959年北海道小樽市生まれ。東京工芸大学工学部画像工学科卒業。早稲田大学社会科学部社会科学科卒業。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際経営学専攻修士課程修了。職務経歴:1984〜89年シュリロトレーディングカンパニーリミテッドに勤務。カメラ輸入部技術サービス課に配属。1989年〜現在、東京新聞(

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