須賀敦子のフランス

稲葉由紀子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309015309
ISBN 10 : 4309015301
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,140p

内容詳細

ヨーロッパ生活の出発点パリから、日記に綴られたプラトー・ダシー、未完の小説の舞台アルザスまで、撮り下ろしの写真と書き下ろしのエッセイで須賀敦子の軌跡を辿ったシリーズ第5弾。

【著者紹介】
稲葉由紀子 : 1946年生まれ。東京教育大学卒業。フリーのグラフィックデザイナーとして雑誌「アンアン」「クロワッサン」などのレイアウトに従事。1987年からフランスに在住、エッセイストとして活躍する

稲葉宏爾 : 1941年生まれ。東京教育大学卒業。集合den代表として、雑誌「アンアン」「クロワッサン」「エル・ジャポン」などのアートディレクターをつとめたのちフリーとなり、各種出版物のデザイン、アートディレクションを手がける。1987年からフランスに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • U さん

    須賀さん=イタリア、とつなげてしまいがちだけれど、ユルスナールだってフランスの小説家だし、『アルザスの曲りくねった道』(未完)で書こうとしていた、オディールだってフランスのひと。フランスに馴染めず、次第にイタリアに惹かれてゆき、そこで地に足をつけ暮らした彼女だけれど、いろいろの思いはイタリア以上だったのではと思う。未読がまだある須賀作品。丁寧にえらばれ吟味されたことばの数々を、時間をかけて深く味わいたい。ちなみに須賀さんの歩き靴は、白のリーボックだったらしい。意外。わたしもお揃いの買って歩こうかな。

  • あ げ こ さん

    須賀敦子のフランス…冷たくて、心細くて、硬く強張っていた時間の事ばかり、覚えていた。噛み合わず、落ち着かず、見つける事が出来ずにいた、あの。始まりとも言うべき時間の事ばかり。もどかしく、不安であった頃の、あの。暗さや悲しみの事ばかり。自分は覚えていたのだけれど。それだけではなかったのだ、と気付く。この人は、遠いわだかまりを、自分自身の手でほどく事が出来たのだ、と。納得する。柔らかにほぐれて行く。突き詰め、向き合い続け、最後には、辿り着く事が出来たのだ、と。確信する。その証となるいくつもの温かな痕跡に触れ。

  • Megumi Ichikawa さん

    「フランスに来て思うのは野の花の色の美しさだ。濡れていて透明で光りがある。フランスは本当に光のくにだと思う。」須賀敦子さんの旅を稲葉由紀子さんが追いかけるかたちで、進む。稲葉宏雨さんの写真が素敵!☆行ったことのある街:PARIS.Loire.Chartres.☆行ってみたいところ:Pont de Gard.Avignon.

  • ヤクーツクのハチコ さん

    旅のはじまりのパリ(もちろん異邦人に冷たい寛容を示すパリさ!)。旅のおわり、未完となった本の舞台アルザス。須賀敦子をたどる旅の終着。 このシリーズの「ローマ」が浅くて、「アッシジ」がイタリア史やフランチェスコ伝に比重が置かれていたのに対してこちらは非常に柔らかい語り口。こちらも須賀敦子をたどる旅、をしている気分になれた

  • なおこっか さん

    須賀敦子さんの足跡を辿るこのシリーズの書き手の中では、言葉は悪いが一番ミーハーな印象。街の印象を綴った旅行記としては分かりやすく、旅のアクセスの参考になった。だが文学論というか…須賀テキストを読み解く副読本としては、掘りが浅いように感じて物足りなかった。

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稲葉由紀子

1946年生まれ。東京教育大学卒業後、フリーのグラフィック・デザイナーとして『アンアン』や『クロワッサン』など雑誌のレイアウトに携わる。1987年より家族とともにフランスに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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