DR.キリコの贈り物

矢幡洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309012841
ISBN 10 : 4309012841
フォーマット
出版社
発行年月
1999年04月
日本
追加情報
:
20cm,246p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • choco さん

    1998年、青酸カリを自殺念慮のお守り代わりに…とは、自殺しようとした人間にしかわからないのかもしれない。同じ苦しみを持つ人間同士でもインターネット上でのやりとり、ほか、私には理解しがたい内容だったが、被害待児であるあいの話は辛く残酷であった。

  • 金平糖 さん

    B。

  • ろ〜たす さん

    Dr.キリコ事件のノンフィクションとは書かれているが、推察の部分も大きいと思う。ネットの特性として、ハンドルネームを使って掲示板にしろメールにしろ発言した時点で、本人との微妙な差異が生ずる。パーソナリティの一部が切り取られ、他者の独自の解釈に委ねられる。キリコと彩子の関係が象徴的で、リアルでは相容れないであろう二人が、それぞれが勝手に作り上げた幻影と関係していたのだろう。自分の中の理想的な一面、他者に切望する理想的な受容。青酸カリを介して、理想を求めあった果ての破綻なのかもしれないと感じた。

  • 硯浦由咲 さん

    いつでも出来るという手段があれば、「なら今じゃなくてもいい」と思い止まれるというのは非常に分かる。本書にも出てくる「完全自殺マニュアル」は私はそういうものだと思っていたくらいで。だからあの本を持って樹海に死にに行く人たちが沢山いると連日ワイドショーで騒がれていた時は結構驚いた。また身近な人があの本を読んで自殺をしてしまったこともあり、それにも驚いてしまった。本書の彼は非常に純粋な人だったのではないかと思う。彼にも思い上がりがあるが、けれど彼は本当に救いたいと思っていたのだろうし、信じていたのだと思う。

  • 真珠郎 さん

    高校生の時に読んだものを再読。1998年に起こった自殺志願者に青酸カリを送り、自らも自殺したDr.キリコ事件のノンフィクション。インターネットが普及し始めたばかりだった当時、それを使った犯罪ということでテレビでよく報道されていたことを覚えている。本書で自殺志願者達のメールのやりとりを読んでいると、日常に不安や不満を持っているのに相手を思いやる優しすぎる文章ばかりなのが不思議な感じだった。

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人物・団体紹介

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矢幡洋

1958年東京生まれ。京都大学文学部哲学科心理学専攻を卒業。臨床心理士、矢幡心理教育研究所代表。沖縄の精神科病院で心理士として勤務ののち、東洋大学、西武文理大学などで講師を務める。テレビなど、メディアでのコメンテーターとしての活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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