二匹

鹿島田真希

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309012605
ISBN 10 : 4309012604
フォーマット
出版社
発行年月
1999年01月
日本
追加情報
:
20cm,144p

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sk4 さん

    二人の高校生男子が、犬になってしまうというお話。犬、狂犬病という表現はもちろんメタファー。 最初は純一という『一匹』の犬の手綱をずっと自分が引いてきたと思い込んでいた主人公の明だったが、やがて『二匹』になってしまう。しかも犬と見なしていた純一が『見えない大きな手』と名付けた『印』というシステムから逃れる術としての白痴化、すなわち犬になることで痛みを逃れているのだということが解らない明は、完全なる犬になってる純一を見て恐怖に震える。しかし最後は理解という人間的スイッチを押して犬に身を投じる。 青春小説です。

  • 星野 さん

    何だか猛烈に再読したくなって。前程のグワッと感はなかったけど、相変わらず混乱させてくれる暴力性が魅力。

  • ででちゃん さん

    青春。 この歳頃の子は、よほどの事がない限り、かわいいね。

  • 星野 さん

    桜庭一樹エッセイから。うん、これはたしかに凄い。なにがって、コミカルな空気に生々しくない妙な熱があって、それがたまに胸の奥をじゅくじゅくいわせたりヒヤリと撫で上げたりする、この得体の知れないでこぼこ感が凄い。主従とか閉塞とか、関係性を表す言葉は沢山あるはずなのに、ひとつも当てはまりそうにないのは、なんでだろう。再読するたび形が変わりそうな一冊。

  • アト さん

    す、すごい不思議。「少年聖女」を読んでなにか今まで出会ったことのないタイプの強いエネルギーや熱量のようなものを感じて、気になったのでもう一冊。本書もなんだろう、下手すると白けてしまいそうなふしぎな話なんだけれど目を離せない。どんどん先を読みたくなった。この熱量や勢いは当初からあって、形質を変えてずっとあるのかもしれない。と、このデビュー作と最新作を読んで思った。間も埋めたい。

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