夕駅 道浦母都子歌集

道浦母都子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309011554
ISBN 10 : 4309011551
フォーマット
出版社
発行年月
1997年06月
日本
追加情報
:
165p;20

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    全学共闘に参加した歌人の第5歌集。5冊ぐらいの優れた短篇集を読んだ満足感を味わえる。女性の情感を前面に出した歌が印象的。そういった歌はドキッとする艶めかしさがあるがそれを誇示するものではなくて、孤独感や男女間の理解の難しさと言った感情に基づいており、すうっと心に入ってくる。「近すぎる人間誰もがうとましく溜息吐息ほろほろ零る」と言ったほろ苦い生の歌も絶品。オウムや阪神大震災を取り上げて時代と切り結んだ歌にも、表現者としての気概を感じた。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #道浦母都子 #短歌 遠き電話に酔いて掠(かす)るるひとの声運河を遡る海霧を言う p9  いち早き春の光に会いに来ぬ黒南風(はえ)渡る波切(なきり)の海に p12 はたはたとスカーフ靡くこの果たて砲声止みしあの海がある 今日霞む遠州灘は神島の墨色濃ゆき輪郭を置く p13 潮溜り時間溜まりの砂の上ひとも私も言葉も凝(こご)る p14 運輸省海上保安庁第四管区大王埼航路標識事務所なりけり p15  両手にて君の冷えたる頤(おとがい)を包みていしは冬の夕駅 

  • 双海(ふたみ) さん

    暮れ方の季節を詠う。「寂しくてはた切なくて求めたる木綿(めん)のショールを肩から胸へ」「両手にて君の冷えたる頤(おとがい)を包みていしは冬の夕駅」「紫の菖蒲の柄の浴衣掛け旅の一夜をわたくしも……花」

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人物・団体紹介

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道浦母都子

1947年和歌山県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。同大在学中の71年、短歌結社「未来」に入会、近藤芳美に師事。歌集に『無援の抒情』(80年、現代歌人協会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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