ナチュラル・ウーマン

松浦理英子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309009322
ISBN 10 : 4309009328
フォーマット
出版社
発行年月
1994年10月
日本
追加情報
:
20cm,168p

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読書メーターレビュー

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  • うわじまお さん

    すごい一冊でした。知らなかった女性同士の性と恋の世界。知らないと、そして体験しないと書けないという点においても、こういった世界が本当にあるんだなという点においてもすごいなと。うまくまとめられないけど、何はともあれ、ものすごい一冊でした。

  • 蒼 さん

    何故か生臭さを感じる文と暴力を伴う性愛について行けず、自分の知らない世界、理解が及ばない世界で、字面をただ追うだけの読書になってしまった。異性愛、同性愛に関わらず、言葉や行為に暴力を伴わない愛情が欲しくなった。

  • うめ さん

    女性は男性とは異なり、快楽に、射精、って言う、分かりやすい区切りがないから。はまるとどこまでもとめどなく、沈んでしまうのかもしれない。気持ちいいけれど、それもまた怖くて、愛かもしれないけれど、快楽にのみ縛られているだけなのかもしれなくて。ワガママって、言われる方よりも、言う方の方が、相手に振り回されているのかも、しれない。あまりに深く、怖い本。愛と性がとても濃密。間接的な描写がエロい。沼とかタコとか乱れたシーツとか。

  • ごはん さん

    欲望に貪欲で即物的な肉体の繋がりを求める恋愛は身体を満たしてはくれるけれど、精神的な繋がりを築いてはくれない。傷つけることでしか伝えられない不器用な恋愛。拙い言葉だけでは伝わらない感情。セクシャルマイノリティ=レズビアンであることや倒錯的とも思える行為を表現しているものの嫌悪はまったく感じなかった。かつて恋した三人の恋人に抱いた欲望に葛藤しつつも本能に忠実であった主人公の容子の行動から、性別に関係なく恋愛における感情の生々しさが伝わってきた。女性作家が描く女性同士の恋愛に奇麗なだけではない現実を感じた。

  • かこりむ さん

    面白かった。容子の目線で描かれる3部作。最後の「ナチュラル・ウーマン」が一番、好き。容子も花世も不器用で魅力的。二人のキューピット役の圭以子が面白い。これを読んだ後、最初の「いちばん長い午後」に戻ると、また違うふうに読めた。この本の主題を諸に顕している装丁がすごい。

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人物・団体紹介

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松浦理英子

1958年、愛媛県松山市生まれ。青山学院大学文学部卒業。1978年「葬儀の日」で第47回文學界新人賞を受賞しデビュー。1994年『親指Pの修業時代』で第33回女流文学賞、2008年『犬身』で第59回読売文学賞、2017年『最愛の子ども』で第45回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時

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