攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路 徳間デュアル文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784199051456
ISBN 10 : 4199051457
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,253p

内容詳細

西暦2030年。極度に人々の電脳化が進む中、電脳犯罪を未然に防ぐために設立された攻性の組織。それが「攻殻機動隊」こと公安9課だ。今、9課が相手にしているのは少年たちだった。ある日突然、世界への憎しみに駆られ、凶行に走る通称《目覚しテロリスト》たち。だが彼らは、なぜ自分がデロを行ったのか、事件後には覚えていない。捜査のため、一人の少年の電脳に侵入した草薙素子が体感する謎の記憶。少年たちをテロに導いた者の狙いとは…?大人気TVアニメの本編スタッフがオリジナル・ストーリーで贈るもうひとつの「攻殻S.A.C.」、登場。

【著者紹介】
藤咲淳一 : 1967年8月6日生。プロダクションI.Gの押井塾に在籍し、ゲーム制作を中心に、脚本・小説の執筆を行う。アニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」には、脚本テームのひとりとしてレギュラー参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とくけんちょ さん

    思想、テロリスト、マイノリティ、貧困、いろいろな世界的な問題点を作品の中に取り込んで、9課の活躍に結びつけていく。少佐、バトー、トグサをはじめメンバーが完成されすぎている。この作品は、すでに原作者である押井守の手を離れてしまっているが、この完成度を維持しているのは、本当に素晴らしい。

  • みや さん

    西暦2030年、電脳犯罪を未然に防ぐ公安9課が目覚しテロリストを捜査する、TVアニメ版スタッフによるオリジナルストーリー。アニメの記憶は大分薄れていたが、ここから攻殻デビューしても問題無い程に単体として楽しめる親切設計で助かった。社会に適応できない少年の閉塞感や焦燥感が「電脳」という設定により一段と際立つ。複数の事件が次第に繋がっていく先で一気に解決された爽快感は気持ち良かった。9課メンバー同士の会話は決して多くはなく、ほとんどが仕事上の伝達や命令をしているだけなのに、どうしてこんなにかっこいいのだろう。

  • 秋良 さん

    生半可な気持ちで臨むと置いてけぼりをくらうアニメ、攻殻機動隊のノベライズ。もう違和感なくまんま攻殻。アクション有りラブ無しなのがこのシリーズの良さ。

  • ブナ太郎 さん

    文章に稚拙さは残るものの、徳間ディアル文庫版「攻殻機動隊」の中では随一の面白さ。最後のどんでん返しも良い。ほかの二作では、草薙素子目線だったと記憶しているが、今作は10代の少年目線であるのが、新鮮だ。俺も少佐に物を見るような冷たい眼差しで見つめられたい(笑)。ミステリー要素が強く、普通に「攻殻機動隊アライズ」よりも面白い。こちらを映像化すべきだろう。「記憶」が電脳化により個人のものだけではなくなった時代。それは、情報の共有化がより一層進む利点があると同時に、そこからこぼれ落ちたマイノリティはますます孤立せ

  • iuba さん

    筋の立て方が脚本家の手がけたもののように上手いなと唸っていたら本職の方でした。少年の過敏な自我がある日突然テロという行為にうかされて、という入りから、夢屋などのギミック、ラストの急展開まで、映像でも見たくなる。小説としては、もうすこしと思うのですが、タチコマがかわいいから、いいかなあってなごんじゃうんですよね。少佐〜

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