基本情報
内容詳細
正岡子規の後継者と目されながら、高浜虚子の陰に隠れ、歴史から抹殺された俳人・河東碧梧桐(1873‐1937)。「有季定型」の枠にとどまることなく俳句革新の運動を続け、さらには書にも数多くの傑作を残した、その巨大な足跡を掘り起こす画期的評伝。
目次 : 第1章 俳句第二芸術論―赤い椿白い椿と落ちにけり/ 第2章 子規と碧梧桐―師を追うて霧晴るゝ大河渡らばや/ 第3章 三千里の旅へ―鳥渡る博物館の林かな/ 第4章 新傾向俳句の誕生―思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇/ 第5章 龍眠帖と龍眠会―鮎活けて朝見んを又た灯ともしぬ/ 第6章 碧梧桐と虚子―虚子といふ友ありけりや冬瓜汁/ 第7章 無中心論の展開―相撲乗せし便船のなど時化となり/ 第8章 登山家・碧梧桐―立山は手届く爪殺ぎの雪/ 第9章 『八年間』の麗姿―ローマの花ミモーザの花其花を手に/ 第10章 関東大震災の記録―松葉牡丹のむき出しな茎がよれて倒れて/ 第11章 新切字の探索―汐のよい船脚を瀬戸の〓は〓づれ/ 第12章 ルビ付俳句の意義―虎猫友猫なうて来る鼻声鼻黒が痩せて腰骨/ 第13章 碧梧桐死す―金襴帯かゝやくをあやに解きつ巻き巻き解きつ
【著者紹介】
石川九楊 : 1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、文字文明研究所所長を経て、同大名誉教授。1990年発刊の『書の終焉 近代書史論』(同朋舎出版)でサントリー学芸賞を受賞。2002年『日本書史』(名古屋大学出版会)で毎日出版文化賞、2009年『近代書史』(名古屋大学出版会)で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
石川九楊
1945年、福井県に生まれる。京都大学法学部卒業。書家・京都精華大学名誉教授・一般財団法人文字文明研究所代表理事。著書に『書の終焉』(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)などがある(本データはこの書
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