悪としての世界史 文春学藝ライブラリー

三木亘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168130687
ISBN 10 : 4168130681
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
三木亘 ,  
追加情報
:
330p;16

内容詳細

ヨーロッパは「田舎」であり、「中東と地中海沿岸」こそ世界史の中心だ。サイード『オリエンタリズム』よりラディカルな世界史論。 


【著者紹介】
三木亘 : 1925年姫路市生まれ。歴史学者・中東学者。専門は中東歴史生態学、民族生薬学、世界史学など。東京大学文学部西洋史学科を卒業後、高校教員となり、都立深川高校、東京都立大学附属高校などで歴史学を教える。その後、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、慶應義塾大学文学部教授、静岡精華短期大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ドウ さん

    「E・サイードよりラディカル!」という帯と、解説が杉田英明ということで手に取った本。マルクス主義的な立場から、中東(イスラム文明)を題材に19世紀ヨーロッパ的な世界史観を批判的に検討した論文が集められている。確かに主題的に『オリエンタリズム』や『イスラーム世界の創造』に近く、ヨーロッパ的な歴史研究のあり方を批判して「歴史叙述」を求めたり、環地中海地域全体を「西洋」と呼称する地域概念を提唱する辺りが特に興味深い。また、自己の主張の政治性・党派性に無自覚な印象も受ける。世界史が得意だった人におすすめ。

  • マウンテンゴリラ さん

    今、世界の歴史が見直される傾向にあり、その中でも特に西洋中心の歴史が負の要素として取り沙汰されることがおおいと素人目にも感じられる。本書もそのような類の一つではあるが、その論調には想像以上に強いものを感じた。我々日本人も明治維新以降、西洋中心の世界観を当たり前のように生きてきており、今、人種的には本来同胞であるはずの中国の急激な台頭に戸惑いを見せているといってもよいと思う。本書を読んで、その主張の強さを全て鵜呑みにする愚は避けなければならないと思う一方、日本人の世界史観自体が見直されるべきという→(2)

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