職人衆昔ばなし 文春学藝ライブラリー

斎藤隆介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168130588
ISBN 10 : 4168130584
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
412p;16

内容詳細

昭和に生きた名巧たちの芸談

大工、左官、庭師、指物師、蒔絵など、明治に生を享け、戦後まで活躍した27人。未来のモノ造りへの教訓も含まれる貴重な証言。

【著者紹介】
斎藤隆介 : 1917(大正6)年‐1985(昭和60)年。東京・渋谷生まれ。明治大学文学部卒業。在学中は舟橋聖一、阿部知二らに師事した。卒業後、編集者・新聞記者として活動ののち、児童文学の創作生活に入る。1968年『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、71年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、78年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞、87年『ソメコとオニ』で絵本にっぽん賞をそれぞれ受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 双海(ふたみ) さん

    明治生まれの職人たちの聞き書き。絵本「モチモチの木」の斎藤さんにこんな本があったとは。序文はシェイクスピア等の翻訳で著名な福田恆存。「倅たちには道具はタダの道具だけど、あたしらの年頃に仕事を仕込まれたものは、道具は女房みたいなもんだし、大ゲサに言やア命みたいなもんだ。」持っている道具の善し悪しは、仕事の善し悪しに直結する。

  • 瓜坊 さん

    物言わぬモノたちを相手にする職人の回顧談。古老たちの喋り口調のままでフィルムを見ているよう。昔の職人の見習い修行なんて非道いもので今でいうブラックどころじゃない。さらに一人前になっても恵まれた生活ができるわけではない。だからこそこのルポが連載されていた昭和30年頃には、登場する○○師なんて人達もすでに絶滅寸前なわけです。しかし「○○を作らせるにはアイツしかいねえ」と言われるような一流の彼らは対峙する素材や道具、自らの技術への凄まじい執念がある。その誇りを隠しがちな照れたような語り口が心地好くカッコイイ。

  • Ribes triste さん

    「モチモチの木」の斉藤隆介さんがこんな面白い本を書いていたとは知りませんでした。昭和30年代に名人とされた職人たちの一代記を聞き書きしています。目の前できっぷの良い職人の話を聞いている様な気分にさせてくれる、斉藤さんの名文が、読んでいて実に心地よいのです。再版されて嬉しいです。読めて良かった。

  • keroppi さん

    明治生まれの職人たちの語りが楽しい。結構凄いことをしているのに謙虚である。とても人懐こくて、自信と誇りに溢れている。今の時代、色んな所で職人がいなくなってしまったようだ。こんな職人たちが日本の文化を作っていたはずなのに。

  • rinpei さん

    技を骨の髄までしみ込ませ、妥協を許さない職人気質、好きだなあ。まあ、そんな肩肘張ったものだけじゃないんだろうけど、憧れます。同じ著者で「職人衆昔ばなし(続)」とか「町の職人」も出ているそうなので、読むのが楽しみです。

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