夏のカレー 現代の短篇小説ベストコレクション2024 文春文庫

日本文藝家協会

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167922771
ISBN 10 : 4167922770
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
追加情報
:
368p;16

内容詳細

浮気を繰り返す男の前世とは、未来の夢を見る少年とその一家、インストールされたAI探偵が謎を解く理由、貝殻から生まれた自分そっくりの人間、トー横カップルの哀しい道行き、村の忖度祭りをめぐる大騒動―いま読まなければもったいない!日本文藝家協会が独自に選んだ、人気作家たちのベスト短篇集。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん さん

    夏のカレーにまつわるアンソロジーかと思ったら・・(汗)11名なかなかのラインナップ。しをんさんと宮島さんを楽しみに読んだ。あらら荻原さん、遊んでましたね(笑)『夏のカレー』の原田さん、『シスターフッドと鼠坂』の中島さんも良かった(成瀬登場か?と期待しちゃったのは内緒の話)でも一番惹かれたのは最後の武石勝義さん『煙景の彼方』だった。

  • nonpono さん

    カレーの話かと早合点していましたが、2024年の現代の短編小説のベストコレクションなんですね。錚々たる今の作家さんが書いています。好きなのは、山田詠美の「ジョン&ジェーン」。死にたいと言うジョン、だからバスタブに沈めるジェーン。凄いイントロ。あの名作「野菊の墓」がうまく引用されます。ジョン曰く、「ジェーンは、向日葵みてえ。おれも同じ向日葵になって、ずっと、おまえの方、向いていたい。」切なくなるけど、言われたら嬉しくなりますね。今の山田詠美ワールドを堪能。10代で熱病に罹患したみたいに読んだあの世界を堪能。

  • chimako さん

    11人の作家の方々がカレーに絡む小説を書いたアンソロジーかと思いきや、「夏のカレー」は原田ひ香さんの短編の題名だった。それでカレーが出てこなかったのね、と妙に納得して表題作を読み始める。なかなか良かった。作者の中で初読みは澤西祐典氏と武石勝義氏の二名。澤西さんの作品はとらえどころのない怖いお話。武石さんの短編も懐かしくてちょっと怖い。でも最後に泣かされる。好きだったのは宮島未奈さんのガラケーの話。地元の友人や同級生とのささやかなギクシャクさ加減とか、安心できてはまりこむ感じとか、絶妙。

  • ひさか さん

    2023年に発表された11編を文春文庫から刊行。豪華な作家陣だが、突出したものはなく、そこそこのそれなりという出来。こういう世界も味があって面白い。

  • pohcho さん

    表題から勝手に「夏のカレー」をテーマにした短編集だと思っていたが、表題作以外はカレー関係なかった(笑)そして、断然よかったのは表題作。最後がめちゃくちゃ切なかった。「シスターフッドと鼠坂」は既読だが、読み返してみてやっぱり好き。初めましての澤西さん「貝殻人間」はとても不穏、武石さん「煙景の彼方」は不思議で切なくてどちらもよかった。「忖度の村」は笑いがとまらなかったし、「猪田って誰?」は絶妙。個性派揃いで楽しめた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品