本心 文春文庫

平野啓一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921361
ISBN 10 : 4167921367
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
追加情報
:
480p;16

内容詳細

母を作ってほしいんです―AIで、急逝した最愛の母を蘇らせた朔也。孤独で純粋な青年は、幸福の最中で“自由死”を願った母の「本心」を探ろうと、AIの“母”との対話を重ね、やがて思いがけない事実に直面する。…格差が拡大し、メタバースが日常化した2040年代の日本を舞台に、愛と幸福、命の意味を問いかける傑作長編。

【著者紹介】
平野啓一郎 : 1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。1999年、京都大学法学部在学中に投稿した『日蝕』により芥川龍之介賞受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2020年からは芥川賞選考委員を務める。主な著書は、小説では『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)などがある。2023年、評論『三島由紀夫論』で小林秀雄賞受賞。2016年刊行の長編小説『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)は累計60万部を超えるロングセラーとなった。2019年に映画化。2018年に発表した『ある男』(読売文学賞受賞)は累計40万部。2022年に公開された映画は日本アカデミー賞で最多の8部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mukimi さん

    亡き母のバーチャルAIを母の遺産で作成した独身男性。という出だしだけでだいぶ面白そうだが、実際のテーマは自由死から筆者のライフワークである分人主義へと移ってゆく。よく言うと濃密でわるく言うとせわしない。最愛の人に自分の知らない顔があると言う事実を受け入れることは苦しいがそれを受容できれば愛は深まり、より良い関係に繋がる。初めて筆者の分人主義(1人の人間の中に複数の人格がある)についての本を読んだ時は目から鱗だったが、いつのまにか自分の思考の血肉になっていることに気付いた。人間に絶対は無く執着は愛ではない。

  • Kanonlicht さん

    自由意志による死を望んだ母の「本心」を求め、バーチャル空間に再現した亡き母と対話する主人公。生前の母を知る人物をたずね歩くうち、自身の考え方も大きく変化していく。中盤以降、亡き母よりも生きている人たちのことで思い悩むようになる姿に、親しい人の死を乗り越える人間の強さを感じた。自分なら「死の一瞬前」に何を望むだろう。確かに「死にたくない」より「もう十分」という心持ちでいたいけど、その「もう十分」は置かれた状況から「そう言わざるを得なかった」ものではないと、自信を持って言えるだろうか。

  • ケンイチミズバ さん

    長生きが他者の重荷になる冷たい社会。その片鱗は今この現在にも垣間見えると思う。高齢者の長生き、健常者でない人の、貧困世帯の近未来、今以上の経済的格差が生じ、財政がひっ迫し、登場した自由死という制度。その選択肢は不治の病の苦しみの緩和とは別に弱者排除の側面があることは否めない。「もう十分だから。」には満足の意味と真逆の諦めの意味がある。母の本心は、どちらだったのか。VR技術で作られた母はAIであり、学習能力と人とのコミュニケーションにより自由死を選択する前の母に近づいていくが人間ではないAIに心があるのか。

  • H!deking さん

    映画公開ということなので慌てて読んでみました。えーと、ファンの方には申し訳ないけど文体が好みとは合いませんでした。個人的にはちょっと回りくどい感じが苦手でした。ストーリー自体はさすがに面白かったんですけど、途中から何が言いたいんだかよくわからなくなってきます。それはそうと、三好彩花の役を三吉彩花がやるんですね笑

  • 小説を最初に書いた人にありがとう さん

    読破するのに時間を要した。決して面白くないのではなく難解で哲学的だった事で長い時間向き合って読むことが難しかった。 舞台は近未来の世界、急逝した母親をAIで蘇らせることを決めた息子の朔也が主人公。この世界は自分で死ぬことを決められる自由死が認められていて母は生前に自由死を希望していた。その本心を探るためAIの母親を作り会話を繰り返す。仮想空間でのアバターを通してコミュニケーションを行う世界で人の本心を探ることの難しさを書いた小説。複雑な未来が来ることを予言している気がする。

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人物・団体紹介

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平野啓一郎

1975年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』で第120回芥川賞を受賞。著書に、『一月物語』『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『あなたがいなかった、あなた』『決壊』などがある。『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

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