青春とは、 文春文庫

姫野カオルコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920418
ISBN 10 : 4167920417
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
272p;16

内容詳細

定年退職しシェアハウスに越してきた独身の乾明子。借りたままの本や名簿から、映画を見ているかのように地方の共学の公立高時代が蘇る。胸キュンもスマホもなく地味なだけ。でもなぜあんなにオカシかったのだろう。これまでの青春小説がとりこぼしてきた部分を掬った、すべての大人に贈る青春小説。

【著者紹介】
姫野カオルコ : 1958年、滋賀県甲賀市生まれ。青山学院大学文学部卒業。画廊事務などのアルバイトを経て、90年出版社に持ち込んだ『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。2014年『昭和の犬』で直木賞、19年『彼女は頭が悪いから』で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • わいほす(noririn_papa) さん

    機会があれば読みたいと思っていた作家さんで、同世代の昭和の青春がテーマと聞けばもう(笑)。が、やはり曲者の作家さんらしく、かなり偏った家庭と性格の女の子が主人公で、なかなかその世界に入り込めず、このズレをどうしようかと思っていたところに、ミッシェル・ポルナレフの名前が。。。今も私の手元にある返しそびれたミッシェル・ポルナレフのCD。若干大人になってからの思い出だけど、ついほろ苦く聴いてしまったではないか。最後の還暦の同窓会での思いはシンクロした。私たちはコロナでまだ還暦の同窓会が開けていないままだけれど。

  • Gaooo さん

    むちゃくちゃな両親のもとでその支配を受けながらも、学生生活のあれやこれやを体験する主人公。クセのある姫野ワールドを堪能

  • りょう さん

    年代が近いのか、あれこれ知ってることが一杯でなつかしくはあったけど、あたしの思い入れと著者の思いがかなり異なるのか、さほどのめりこめずに、ちょっと退屈。自分の思い入れをもうちょっと、突き放して書いたほうがあたしは好みかなぁ。

  • カノープス さん

    【きみにはわからない、きみの年齢では】。作中に引用されたミッシェル・ポルナレフのフレーズが本作を象徴している。最終章にかけて表現するなら、春の桜を何回見たことがあるか、あと何回くらい桜が見られるかという心境になった時に初めてわかるもの。ある種、とっ散らかった印象すら受ける文体は、主人公がおぼろに思い出す青春の日をうまく表している。老境における青春回顧録で青春小説の変奏曲だが、紛うことなき昭和の青春である。

  • ナオ さん

    いまの高校生には理解できないだろうな…。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

姫野カオルコ

作家。姫野嘉兵衛の表記もあり(「嘉兵衛」の読みはカオルコ)。1958年滋賀県甲賀市生れ。『昭和の犬』で第150回直木賞を受賞。『彼女は頭が悪いから』で第32回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品