そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森ノースウッズ 文春文庫

大竹英洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167918835
ISBN 10 : 4167918838
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
459p;16

内容詳細

ある日、夢に現れたオオカミ。自然写真家を目指していた著者は導かれるように1冊の写真集と出会い、その世界的な写真家に弟子入りを志願するため渡米する。異なる文化に戸惑いつつ僅かな手掛りを元に、カヤックで初めての水上の旅へ―。深い感動と多くの気づきを与えてくれる、人生の羅針盤となりうる書。第7回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞!

目次 : 夢を見た/ あの頃/ 最果ての町/ 森と湖の世界へ/ 荒波を越えて/ なぜ写真だったのか/ 流れゆくままに/ 探検家ウィル・スティーガー/ ホームステッドの日々/ ジムと過ごした時間/ デレーチョのの爪痕/ 時は流れて/ はじまりの場所へ

【著者紹介】
大竹英洋 : 1975年京都府舞鶴市生まれ。幼少期より東京都世田谷区で育つ。一橋大学社会学部卒業。99年よりアメリカとカナダの国境付近から北極圏にかけて広がる北米の湖水地方「ノースウッズ」をフィールドに、野生動物や人間と自然との関わりを追って撮影を続けている。国内外の雑誌、新聞、写真絵本などで作品を発表。2018年、『そして、ぼくは旅に出た。―はじまりの森ノースウッズ』で第7回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。21年、撮影20年の集大成となる初の写真集『ノースウッズ 生命を与える大地』で第40回土門拳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Sam さん

    確たる旅程も決めず、自分が見た夢にインスパイアされて一人で旅に出た若き日の著者。行き先は米国とカナダに横たわる広大な自然の地、ノースウッズ。昼はカヤックで湖を渡り夜はキャンプして過ごす日々が前半で、目的地に辿り着き憧れの写真家ジム・ブランデンバーグを訪ねてからの経験が後半で語られる。見ず知らずの異国の若者を温かく受け入れる人々の懐の広さや、著者が日々向き合った自然の素晴らしさや恐ろしさが強く印象に残った。自分の会社勤め一筋の人生には少しの悔いもないけど、こんな得難い経験ができるなんて本当に羨ましい。良書。

  • @nk さん

    大学での経験が、自然写真家になるという決意となり、当時24歳の著者は憧れた写真家を訪ねるべく北米 NorthWoods へ向かう。その3ヶ月間の旅で得た邂逅は今も尚、彼の前進を途絶えさせぬ糧となっているように思う。旅立ちの荒削りな豪快さとは対照的に、大自然を綴る精緻な描写に感じるのは、星野道夫でありレイチェル・カーソン、そしてトーマス・カーライル。まずは踏み出すこと、目と心(と予定)をopenでいること、憧れ続けるのではなく自分の道をみつけること等々、濃密で示唆に富む壮絶な物語だった。

  • うた さん

    大竹さんの初写真集『ノースウッズ』をテレビで見かけたとき、一目でいい仕事だと気になり購入。今も時折眺めて楽しんでいる。ノースウッズでの旅と日々は、初々しくも思い切りがよく、また出会った人々への感謝に満ちており、清々しい気持ちさせられる。飾りのない言葉で自然へと誘い出してくれる。週末にカメラを担いで出かけたくなってきた。

  • もっちー さん

    旅がしたくなる、そして夢や目標に向かって頑張りたくなる、そんな本でした。筆者の情熱や行動力が凄すぎる。レイチェル・カーソンやトーマス・カーライルなど、様々な著名のことばの引用があり心に刺さりました。結果は「出る」ものであって、「出す」ものではない。いまの自分ならほんの少しですがわかるような気がします。近道や効率よりも遠回りや寄り道することが大事。人生迷走中の自分にとって少し前向きな気持ちになりました。

  • ぱせり さん

    道中の数々のよき出会いが著者の夢を後押ししてくれる。道がないと途方にくれたときに力を貸してくれた人々の思い出がこちらをあたためてくれる。人々の温かさは、逆に言えば著者自身の誠実さによるものでもあったことだろう。ジム・ブランデンバーグを探す旅が、思いがけない出会いに繋がるさまに、わくわくする。

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