山が見ていた 文春文庫

新田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167918040
ISBN 10 : 4167918048
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
363p;16

内容詳細

夫を山へ行かせたくない妻が登山靴を隠した。その恐ろしい結末とは(山靴)。少年をひき逃げしたあげく、自首もできずにうろたえる青年が自殺を思い立ち山に入る。そこで遭難した中学生に出会い、運命の歯車が回り始める(山が見ていた)。冒頭からラストまで、切れ味鋭く人間の業をえぐり出す、初期の傑作ミステリー15篇新装版。

【著者紹介】
新田次郎 : 明治45(1912)年長野県生れ。本名藤原寛人。無線電信講習所(現・電気通信大学)卒業。昭和31(1956)年「強力伝」にて第34回直木賞受賞。41年永年勤続した気象庁を退職。49年「武田信玄」などの作品により第8回吉川英治文学賞受賞。55年2月心筋梗塞のため急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    新田次郎と言えば私の中で山岳小説の第一人者というイメージがあるが本作は山と普通の生活、人生の中で起こるミステリを15編読ませてくれる。単行本の初出が昭和51年なので時代的にも今と比べるとそれも面白い。物語それぞれのラストのオチが何とも絶妙。新田さんのイヤミスもいいな。表題の「山が見ていた」はお得意な山を舞台にある男の悲喜劇。免許取りたての男が仕事中に男の子をひき逃げする。自首できなくて山で死のうと登山に。そこで出会う迷子になった5人の少年少女たち。男が取った行動とは…。人の運命なんて一寸先は分からない。

  • じいじ さん

    3作目の新田次郎は初期の短篇集、これで完全に捕まったようです。どれも粒揃いでおもしろいです。本格的なミステリーではないが、それがかえって人間味とリアリティさを出して新鮮味を感じます。中でも【山靴】が気に入りました。婿入り円満夫婦が主人公。「山は恐ろしいところですから…!」と決めつける嫁とその母親。ついに、山好きの婿が我慢が出来ず、実母の後押しを得て「山行」の強行突破します。この夫婦の行く末は、離婚? ワクワク感が堪らない傑作です。

  • ふじさん さん

    山岳小説が得意の作者だが、本短編集で山岳小説と言えるのは、「山靴」と「山が見ていた」の二作だけ。表題作「山は見ていた」は、少年をひき逃げしたあげく、自首も出来ず自殺を思い立ち山に入り、遭難した中学生の救いだし、思いも寄らない運命が待っていた。「山靴」は、夫を山に行かせたくない妻が隠した登山靴が引き起こす。恐ろしい結末が読みどころ。切れ味鋭く人間の業を抉り出すミステリー短編傑作集と書かれてはいるが、純然たるミステリー作品とは言い難い。積年の恨み、妬みといった情念を描いた作品が多いが、インパクトが弱い。

  • タツ フカガワ さん

    陰で自分の俳句が稚拙だと笑われていたことを知った社長が社員に一矢報いる「十六歳の俳句」。4歳で放火の快感を覚えた男が、最後に妻に投げかけられる言葉に思わず苦笑の「危険な実験」。名うての保険外交員の手練手管vs保険会社は詐欺師と言い放つ作家の皮肉な結末が面白い「死亡勧誘員」など、文庫350ページに15編。山岳小説や時代小説とはまた違ったブラックな味わいの新田作品で、古い作品ながら面白く読みました。

  • Shoji さん

    非常に面白かった。15篇のミステリーが収録されています。表題作が何といっても抜群に面白かった。会社員が免許をとった翌日に営業車両で子どもを撥ねるところからお話は始まります。二転三転します。この先どうなるんだろう、早く読みたくて心が急きました。他の作品も良かったです。堪能しました。

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人物・団体紹介

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新田次郎

1912‐80年。長野県上諏訪生まれ。旧制諏訪中学校、無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、1923年、中央気象台(現気象庁)に入庁。1935年、電機学校(現在の東京電機大学)卒業。富士山気象レーダー(1965年運用開始)の建設責任者を務めたことで知られる。1956年『強力伝』で、第34回直

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