神と王 亡国の書 文春文庫

浅葉なつ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167917944
ISBN 10 : 4167917947
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
392p;16

内容詳細

四神を信仰する弓可留国に、突然訪れた滅亡の日。歴史学者の慈空は王太子から宝珠『弓の心臓』を託された。「神はなぜ、国を見殺しにしたのか?」―片刃の剣を持つ風天、謎の生物を手首に飼う日樹らと交わる中で慈空は、もう一つの宝珠『羅の文書』奪還のため命を賭して敵国へ向かう。新たな神話ファンタジーが今ここに開幕!

【著者紹介】
浅葉なつ : 四国生まれ。2010年に第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞、『空をサカナが泳ぐ頃』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナルピーチ さん

    日本最古の文献である「古事記」をベースに、浅葉先生なりの構想を加えた壮大な冒険ファンタジー。他国の侵略を受け、一夜にして滅んでしまった国。その国に祀られていた2つの宝珠『羅の文書』と『弓の心臓』を巡って、主人公・慈空の旅路が始まる。テーマは『神』と『王』信仰していた神はなぜ、国が滅びていく様を見捨てたのか。そして一国を統治する『王』たる者の権威とは何なのか。物語に出てくる登場人物を通して解りやすく読ませてもらった。一応、一段落した結末を迎えるもこれからも続きそうな予感。新たな物語の幕開けにも期待を寄せる。

  • 海猫 さん

    和風異世界ファンタジー。古事記からインスピレーションを得た作品らしいが、私が古事記に関して無知なのでそのへんの細かいことはわからない。序盤から難しい漢字の地名国名人物名が出てくるので面食らったが、読み進むにつれ馴れた。物語構成も飲み込みやすく工夫しているように思う。練った重い世界観のわりに、出てくる人物の造形と会話が軽いのが特徴。主要なキャラクターはイケメンが多いが、複雑な立場ながら清濁併せ持つ王太女・薫蘭に魅力を感じた。一応一冊である程度はまとまりのある話ながら、まだ序章といった印象。本領は次巻以降か。

  • kou さん

    人を救うのは神か?王か?を問うファンタジー冒険活劇。面白かった。登場人物達も個性豊かで、特に格好良く頼りになるのに、金銭感覚とファッションセンスが壊滅的な風天に、読んでいてクスッとさせられた。人種問題や多くの謎が残っており、これからの展開が楽しみでしかたない。早く続編が読みたい!それと、自身の中の和風ファンタジーあるあるだが、この作品も名前の読み仮名が難しい(涙)。

  • とろとろ さん

    「構想に4年をかけ緻密に作りこんだ設定…」という紹介。上橋菜穂子の「鹿の王」か「守り人」シリーズあるいは高田大介の「図書館の魔女」的な物語の中で大きなひとつの世界を作り上げるファンタジー小説ってか。古事記にインスピレーションを得たとあるが、案外どれも同じ着想なのかしらと思った。古い歴史を持つ国で歴史学者として日々研究に励んでいた人物が主人公?。ひ弱で武術など鍛錬したこともないが、その見識と実直で一本気な性格は、やがて、もしかすると国を再興するような大物になるのかなって、そういう構想かな?。続編期待します。

  • けろりん さん

    国々が、独自の文化と、信仰と、王を戴く、群雄割拠の世。28代の王を数え、四柱の神を奉じる弓可留国は、隣国の急襲を受け、一夜にして滅んだ。国の至宝「弓の心臓」を、兄と慕う王太子から託された、若き歴史学者・慈空は、潜伏先で「正神-まことのかみ-」を探す二人組と出会い、沈寧国に奪われたもう一つの宝「羅の文書」奪還を目論む。緻密な構成と多彩な登場人物で読者を魅了する、骨太なファンタジー小説。神とは、王とは。生きとし生けるものを護る、祀と政。その意義は、意味は。深いテーマと共に、今後の展開を楽しみに追って行きたい。

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