利休にたずねよ 文春文庫

山本兼一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167911188
ISBN 10 : 4167911183
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
475p;16

内容詳細

千利休が肌身離さず持っていたものとは? 美の求道者ゆえ秀吉に疎まれ切腹を命ぜられた利休の謎と秘めた恋に迫る山本文学の金字塔。

【著者紹介】
山本兼一 : 1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    この物語は、一章ごとに語り手を変え、同時代を生きた人物が少しずつ千利休という人物について語る。「なぜ利休はこれほどの審美眼を持っているのか」「なぜ利休はこれほど美に執着するのか」誰もが彼が死ぬまで解き明かせなかったその謎に対し、時系列を遡る構成によって核心に迫って行く手腕が見事だ。辿り着くのは、利休が若かりし頃の激しい恋。枯淡の境地に達した茶人とばかり思いこんでいた利休のイメージを裏切る、砕け散った緑釉の香合の残像がいつまでも脳裏を離れない。物語を通し、私もいつしか美とは何か利休にたずねていたのであろう。

  • だいご さん

    わび茶を大成し数々の人に慕われながらも秀吉の命によって切腹し、この世を去った戦国の茶人千利休。茶の道に命を捧ぐ利休の心の中に常にあったのは十九のときに出会った高麗の女人だった。利休の恋を描くことでその人生を瑞々しく描いた歴史長編。 千利休を描くとなると切腹の謎に迫る形になるものかと思っていたけど、この物語は利休という人物がしっかりと描かれていてそこがすごい。美への追究と過去の色恋。『金閣寺』を読んだときの感覚に近い。一言で言うなら美しい物語だった。

  • 活字の旅遊人 さん

    人の欲とか、こだわりとか。緑釉の香合を見てみたい。

  • はにこ さん

    千利休については、お茶の人ということしか知らなかったが、時の人々とも強い繋がりを持っていた、絶対美を知る人だということがよく分かった。利休切腹の日からだんだん過去に戻って利休に関わった人々が語り継ぐ形式だった。読みやすいのだが、淡々としているので少し疲れた。

  • Mimi Ichinohe さん

    好みじゃなかった。まず利休の切腹の日から時間がさかのぼっていく構成なんだけど、私は時間は過去から現在、そして未来へと流れるのが基本の美しい様式だと思っているので、この程度の効果しか生まないなら普通の流れでよかった。あと女性差別が根底にあるのにフォローがひとつもない。

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山本兼一

1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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