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山本周五郎名品館 1 おたふく 文春文庫

Shugoro Yamamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167910556
ISBN 10 : 4167910551
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    ノンフィクションライターの沢木耕太郎さんが約300篇ある山本周五郎の短編から選んで4冊の本にしていくようです。この最初の本には女性が主人公となる作品が9つ収められていて沢木さんが選ぶ観点というものが若干わかる気がしました。私は表題作をはじめとして読んだものがあるのですが全て楽しんで読みました。特に最初の「あだこ」という作品は読んだことがなく笑ってしまうところやほろりとさせるところなどがあり佳品でした。沢木さんの解説エッセイもいいですね。2巻目以降も楽しみです。

  • じいじ

    読みながら徐徐に、周五郎の描く物語の中に溶け込んでいくのが何とも心地よい。どの短篇も面白いのだが、私的には表題作が特に好きです。かざり職人貞二郎とおしず(自称おたふく)の晩婚の夫婦愛の物語。周五郎が描くおしずの容姿は、とても艶っぽいです。私はおしずの気質が気に入りました。ひかえめで他人への思い遣りがとても魅力的です。さしずめ現代なら、「理想の女房?」のNo.1になるでしょう。無骨な男の嫉妬心、妻への想いに胸が熱くなりました。いろんな「女」を描いた短篇集、結びに余情を残す物語です。再読したくなる一冊です。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    流石は沢木耕太郎氏の選んだものだけあり、どれもこれも珠玉の短編。 「あだこ」「おたふく」「ちゃん」「松の花」「雨あがる」、これらどれを取っても男は女次第。男子として生まれたからにはこうした女性と出会え連れ添えてこそ本懐といえよう。 夫婦で人生の喜びを分かち合えればこれほど幸せなことはない。たとえ苦労の多い人生であっても、それも分け合いお互いが支え合うことが出来れば辛さも喜びに変わる。なんだか結婚披露宴のスピーチのようになってしまって気恥ずかしいが、そんなことを言ってみたくなる気分である。  

  • ふう

    沢木耕太郎が編んだ九つの短編集。女性たちの深い愛、その愛ゆえの強さ、けな気さ、そして哀しさ、切なさが抑え気味の表現で静かに描かれています。思われるより誰かを思い、その誰かのために生きる喜び。夫にさえ気づかせず周りの人々に親切にふるまいながら、自分は粗末な着物を繕い着続けていた武士の妻も、「へんな、たん。」と言って酔っぱらいの父親を気づかう幼い娘も、そう生きることが自分らしく幸せなんですね。

  • ぶんこ

    沢木耕太郎さんが編纂した文庫があると知り読み始めました。最初の巻には何編か読んだものもありましたが、全編を通して女性への賛歌を感じられ心地よい読後感となりました。沢木さんの解説に「ある1人の女性を軸にして、彼女との距離によって判断、記憶していたのだ」とあり、基準になった女性が「松の花」のやすさんで、著者の母、そして最初の妻をモデルにしているとありました。著者の作品の最も心温まる特徴が女性への敬意。この元が解って嬉しかったです。ところで「おたふく」は何度読んでもホッコホコにしてくれました。

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