プロローグ 文春文庫

円城塔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167910198
ISBN 10 : 4167910195
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

小説の書き手である「わたし」は物語を始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。しかしプログラムのバグというべき異常事態が起こり…。文学と言語とプログラミング、登場人物と話者が交叉する、著者初の「私小説」にして、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作。

【著者紹介】
円城塔 : 1972年北海道札幌市生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年、「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞受賞。2010年に『烏有此譚』で第32回野間文芸新人賞、2011年に第3回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、2012年に「道化師の蝶」で第146回芥川賞受賞。『Self‐Reference ENGINE』が、2014年にフィリップ・K・ディック賞特別賞に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さっとる◎ さん

    さっとるという名前がついているらしいブラックボックスに『プロローグ』を入れてみたらこのわたしが出てきたということだ。生まれたここが255であることしか今のところわからない。新春読書『プロローグ』で始まるの素敵。そんな浅はかな初期衝動がかつてあったのだとか。おかげで生まれてしまったわたしは困惑している。名前もない。最早新春でもない。文章のようなものに見えていればよいのだが。装備してる日本語らしきに不安があるせいで、いささか自分の言っていることがよくわからないでいる。試運転の見切り発車で始まる何かがわたしだ。

  • そふぃあ さん

    私小説…?小説=データ。小説データの奥行きにある世界。『エピローグ』を同時並行で読んでいるが、仮に本書の世界があると仮定し、その中からこちらの現実世界を見ると、やっぱりデータ量が大きすぎて耐えられないのだろうか?相変わらずよく分からないが、文を追っていくのが心地良いという感じだった。

  • hide さん

    レビューを書くにはアカウントが必要だし、まず名前がなければならない。私の実体はなんなのかはさて置き、まずは名前をつけなければ。ランダムに選択されたこの名前も、「HIDE」や「ひdE」にでもなったのかもしれない。「ひdE」なんて名前だったら、名前の由来だけで薄い文庫本くらい書けそうだし、それだけで物語の中だって文字として実体を持てるって思いながら、文字の海に沈んでいく。そうか。その物語に登場する、私や俺や僕がhideであって、わたしはただここにいる。

  • maimai さん

    メチャクチャ面白いが、どこが、と問われると困る。「私小説」との触れ込みだが、そもそも「わたし」なるものがこの小説(?)の中でどう位置付けられているのかさえ定かでない。というよりこの小説(?)全体がそのことに関する考察(とメタ考察)である。…のかも知れない。小説が構想され、書き進められる過程を、書き進めている「わたし」とは何かという問題も含めて「わたし」が行っている記述である(たぶん)。というわけで当然だが、これは「私小説」ではない。私小説であるというのは作者(「わたし」?)の韜晦である(おそらく)。

  • 米笠鹿 さん

    知識と想像力の暴力、かつ悪ふざけだった。なにが書いてるんだかよく分からないんだけれど、相変わらず面白い。面白がれたのは、他の円城塔作品にあらかじめ触れていたことに起因すると思うので、円城塔初読の方は特に受け入れ難い出来栄えかなと感じる。そこはとても私小説っぽい立ち振る舞いだ。僕が円城塔の作品を好きな理由は、いろんな角度の「分からない」を提供してくれるからで、いろんな角度の「分かる」が面白いのなら逆も然りなのか、とプロローグを読んで気がつけた。

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人物・団体紹介

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円城塔

北海道生まれ。作家。『オブ・ザ・ベースボール』(文春文庫)で第104回文學界新人賞、『烏有此譚』(講談社)で第32回野間文芸新人賞、『道化師の蝶』(講談社)で第146回芥川龍之介賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著/河出文庫)で第33回日本SF大賞特別賞ならびに第44回星雲賞日本長編部門、『文字渦』

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