天下 家康伝 上 文春文庫

火坂雅志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167909949
ISBN 10 : 4167909944
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
432p;16

内容詳細

幼いころに父を失い、織田、今川両家の人質となり、苦労を重ねる家康。桶狭間の戦いで、今川から自由となったが、織田と同盟を結んだことにより戦はまだまだ続く。越前朝倉攻め、姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、長篠の戦い、甲州討入り、上田合戦。この時代に生きる事とは戦う事であった。戦無き世を夢見て、家康は戦い続ける。

【著者紹介】
火坂雅志 : 1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』で作家デビュー。『天地人』は2007年第13回中山義秀文学賞を受賞し、09年のNHK大河ドラマの原作となった。著書多数。15年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    『武田勝頼』⇒『井伊直政』と続き、完全に家康と四天王がマイブームに。信長/秀吉/家康あたり、普通に書き進めたら逸話だらけで、そりゃあ山岡荘八みたいに全二十六巻にもなろうと思う。そこを家康の”人”に焦点を定めてだいぶ潔く活写。上巻では井伊直政なんかは台詞もほぼない。女性に対して少し手が早いところがあるものの、清々しさのある家康像が新鮮。そしてまた武田信玄の存在感が凄く、なればこそ、きっと下巻で家康に輝きが増すのだろう。先に読んだ作品と比較して、信康に対してはかなり柔かい描かれ方。違いが面白い。

  • エピファネイア さん

    「どうする家康」の予習のために選んだ1冊。大河仕様の特別カバーが目を惹いた。人の処世術は育ちや幼少期の体験が影響を与える。家康のみならず、信長も信康も勝頼も然り。親が偉大過ぎると家は滅ぶというのも、家を継ぐ者が親の成功体験により慢心、焦燥に取りつかれるからなのだろう。その点、家康は幼少期に耐え忍ぶことを学んだので、功を焦らず、信長からの仕打ちにも耐えて着実に地歩を固めていく術を身に着けていく。歴史にifはないが、武田信玄、上杉謙信がもう少し生きていれば、家康の運命もまた違ったものになっていたんだろうな。

  • 活字の旅遊人 さん

    NHKの「どうする家康」を、いちゃもんつけながら楽しんでいる庶民の旅遊人です。原作はないそうですが、結構近いなと感じる小説ですね、これは。三河一揆から三方ケ原、長篠(設楽原)を経て、築山が減敬と懇意になり、信康が動き出すまでを描いた上巻。本書の築山を有村架純にやらせたらそれはそれで面白いかもな、と思いました。信康の件はいろいろ作れそうだし小説としても見せ場ですね。まあしかし、例えは武田信玄は父を追い出し長男を廃していた訳だし、家康ばかりが被った悲劇では無いのですよね。さあ、下巻。ドラマより先に進むぞ〜

  • だまし売りNo さん

    NHK大河ドラマ『どうする家康』の予習復習になる。徳川家康は大義を重視し、卑怯な裏切りを憎んだ。武田信玄の強大さを恐れても、同盟を反故にして今川領を侵略することを軽蔑していた。家康も遠江を侵略しているが、遠江は斯波氏の守護国であり、今川氏の領国ではない。今川氏の守護国である駿河を侵略する武田信玄とは同視できない。 築山殿事件は謀反計画が実際にあったとする。松平信康は徳川家が織田家の家臣のような扱いを受けていることに我慢がならなかった。

  • Haru さん

    司馬さんの「関ヶ原」(上巻で挫折中)では「お主も悪よのぅ…ひっひ」というイメージで、嫌だ嫌だと思っていた家康・正信ペア。もともと織豊徳の誰にも魅力を感じていなかったのですが、蒲生氏郷の話を読んだあとに、書店で火坂さんの本作が目に留まり「火坂さんなら」と読んでみる気に。期待通り、己の分をわきまえ、ただひたすらに家と家臣を守ろうとする生真面目な男がそこには居ました。歴史好きの歴史音痴な私が驚いたのは、松平は名門ではなく、守護になるため清和源氏に連なる徳川家家系図を偽造し、端に家康の名前を付け加えたこと。

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火坂雅志

1956年新潟県生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務時代の88年に『花月秘挙行』でデビュー。2007年『天地人』で第13回中山義秀文学賞を受賞。2015年、逝去。本書『北条五代』が絶筆となった

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