関所破り定次郎目籠のお練り 八州廻り桑山十兵衛 文春文庫

佐藤雅美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908652
ISBN 10 : 4167908654
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

上州玉村で道案内が殺され、下手人の定次郎が逃走した。同じころ、十兵衛は保土ケ谷の道案内を殺した六蔵を追って相州に出向いたが空振りに終わり、引き続き上州へと向かう。二件の関所破りを追うことになった十兵衛と、破れかぶれになりせめて名を上げようとする侠客たち。十兵衛は、首尾よく彼らを捕えることができるのか。

【著者紹介】
佐藤雅美 : 昭和16(1941)年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。会社勤務を経て、43年よりフリーに。60年、処女作「大君の通貨」で、第4回新田次郎文学賞受賞。平成6年、「恵比寿屋喜兵衛手控え」で、第110回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    関所破り対十兵衛といったところでしょうか。名をあげようとする浪人たち相手に十兵衛は首を捉えることができるのかという対決に引き込まれました。

  • rokoroko さん

    関東の旅行記見たいで楽しい。日光例幣使街道も実際に歩いた時の事思い出す

  • qoop さん

    八洲廻りの活躍を描いたシリーズ9冊目。ミスも犯し意地も張る人間臭い主人公。が、そこに強く焦点を当てず、展開の中で人柄を写す塩梅の巧さは著者の持ち味の一つ。決してキャラクター小説に落とし込むことなく、時代考証によって登場人物全員に命を吹き込み、時代そのものを物語るかのように感じられる。八州廻りと対立するアウトサイダーたちを単なる悪役として書くのではなく、かといって美化することもなく、その行動に彼らなりの規範を与えて説得力を持たせることで厚みのある存在感を生んでいる。相変わらず面白かった。

  • moon-shot さん

    相州と上州で八州廻りの手下の道案内が殺されて関所が破られる事件が起きた。関東一円を巡る十兵衛と犯人の追跡劇が始まります。とは言うものの、いつもながら行く先々で待ち受ける様々な事件。溝の口では時の鐘をさぼる生臭坊主を成敗し、上州穂波では発砲事件を調べ、小山では金を巡った騙し合いに大岡裁き、茂原では豪農の乗っ取り騒ぎに乗じた悪巧みを見抜き、その合間に妻の登勢との間に子供が産まれて相変わらず忙しい。最後に捕まった上州の定次郎は悪者とは言えちょっと国定忠治を思わせる侠客で、今回は股旅物の味わいがある第九巻でした。

  • ろかす さん

    佐藤先生の作品は、江戸時代の司法制度や庶民の決まりをしっかりと調査してドラマに活かしている。 八州廻り というポピュラーだけど胡散臭いこの仕事を楽しませてくれる本シリーズ。 その他のシリーズも併せて、いつまでも続いてほしいものです^^

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佐藤雅美

1941年1月兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。’85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、’94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する。2019年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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