恋愛仮免中 文春文庫

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908492
ISBN 10 : 4167908492
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
226p;16

内容詳細

結婚を焦るOL、大人の異性に心を震わせる少年と少女、残り時間の少ない夫婦…。人の数だけ、恋の形はある。豪華恋愛アンソロジー。

奥田英朗、荻原浩、原田マハ、窪美澄という実力派の直木賞・山本賞作家に、新鋭の中江有里を加えた、豪華執筆陣によるアンソロジー。テーマは“恋愛”。



28歳の彩子は、付き合って3年の恋人が相談もなく会社を辞めたことにショックを受ける。女友達は条件のいい男を紹介してくれ、彩子は恋人との別れを考え始めるが……。(奥田英朗「あなたが大好き」)

16歳の僕は、夏を海で過ごすためにばあちゃんの家に来た。夕暮れの砂浜で、その人は子守歌を歌っていた。……とても悲しそうな声で。(「銀紙色のアンタレス」)

1969年、中学生だった僕と彼女は50年後に一緒に宇宙に行く約束をした。その年まであと4年のいま、彼女は病院のベッドの上にいる。(荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」)

生まれも育ちも京都の善田は、半年前に妻を亡くし、会社を追われ、タクシー運転手となった。ある日、ボストンから来た老婦人をタクシーに乗せ京都を案内することに……。

(原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」)

両親が離婚したミサトは、クラブを

【著者紹介】
奥田英朗 : 岐阜県生まれ。2002年『邪魔』で大藪春彦賞、04年『空中ブランコ』で直木賞、07年『家日和』で柴田錬三郎賞、09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞受賞

窪美澄 : 東京都生まれ。11年『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞、12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞受賞

荻原浩 : 埼玉県生まれ。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞受賞

原田マハ : 東京都生まれ。2005年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞受賞

中江有里 : 大阪府生まれ。女優・作家。NHK BSの「週刊ブックレビュー」に長年出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    なんて贅沢な執筆陣・・・まさに「恋愛仮免中」のミカママが読んでみました(笑)どの作品も、小さな胸がキュンとなること請け合い。窪さんの高校生男子が年上のおねえさんにあこがれる作品がお気に入り。おねえさんの対応がすばらしい。私もひと夏、海辺でこんな暮らしをしてみたいな。奥田さん、えぇぇ、公務員蹴って、無職青年と結婚?作品は好きだけど、非現実的じゃないかなぁ。楽しいアンソロジーでした。

  • 馨 さん

    有名な作家さんたちが紡ぐ恋愛小説のアンソロジー。奥田さんの『あなたが大好き』と荻原さんの『アポロ11号はまだ飛んでいるか』が好きです。ベテラン作家さんたちの作品なのでどれも構成や心理描写が素晴らしくて、読みごたえありました。甘酸っぱい青春ものや、長く共に過ごしたパートナーとの関係などを季節のイベントを織り混ぜながら時に懐かしく描かれていて良かったです。表紙絵も可愛い。

  • ウッディ さん

    人気作家による淡い恋心をテーマにしたアンソロジー、各作家さんのらしさが出ていて、面白かった。特に奥田英朗さんの「あなたが大好き」がお気に入り。結婚しようとしている恋人が、急に仕事を辞めてしまった時、将来への不安と周囲への引け目から好きな人と別れてしまえるのか?というありがちな話だが、話の展開が面白くすっきりしたラストでした。荻原浩さんの初恋の相手と交わした50年後の約束を描いた「アポロ11号・・」も切なかった。幾つになっても恋している時のドキドキ感は、仮免練習中のようにぎこちないもの。そんな一冊でした。

  • のんちゃん さん

    何人かのお気に入りさんが、既に読まれていたので私も夫の本棚から拝借。恋心を持ち始めからの心の揺らぎを5人の作家さんが、そのお馴染みの手腕で読ませてくれる贅沢なアンソロジー。中江有里さんはTVではお馴染みだが、作品は凄く久しぶりだ。あぁ、こんな透き通るようなみずみずしい作風だったなと、懐かしく読了。同じタイトルで、今度は、毒っ気のある作風の作家さんで編んでもらいたい気がする。でもそうすると「仮免中」というテイストにはならないのかな。

  • ひろ さん

    アンソロジー。原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」が5編の中で一番のお気に入り。ミステリックな要素もあって、どうなるんだろうと引き込まれた。読了後、凄ーく京都に行きたくなった。今年の桜は京都に見に行こうかな。中江有里「シャンプー」は、中二の主人公が体験するひと夏の淡い恋。その位の年齢の女の子の気持ちがよく書き表されていると思う。些細なことがきっかけとなって始まったいじめが、どうなるか、短編らしくスッキリと纏まっていて良かった。初めての作家だが、他の作品も読んでみたいと思う。

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人物・団体紹介

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治

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