人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。 悩むが花 文春文庫

伊集院静

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908393
ISBN 10 : 4167908395
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
208p;16

内容詳細

「週刊文春」好評連載、「悩むが花」第2弾。読者からの名問・珍問にときに親身に、ときに厳しく答える伊集院氏の魂から発せられる言葉の数々。「人が人を救うことはできない。しかし共に闘うことはできる」「すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる」―膝を打ったり頭を垂れたりしながら読み進み、人生そんなに悪くないと思う一冊。

目次 : すぐ役に立つものは、すぐ役に立たなくなる(人が人を救うなんてことは私はできないと思っている/ 目に見えているものはすべてあやふやな側面をかかえている ほか)/ 人のこころなんかつかむんじゃねえよ(正しいとか、正しくないとか、言うとる方がおかしい/ 理想の家族なんてのはあり得ない ほか)/ 手を差しのべている人にしかリンゴやブドウは降りてこない(お客さんを悦ばせて金を得る それが商いの基本だ/ 人それぞれに読み方がある あって当然なのが読書だ ほか)/ 言うも、言わないも、あなたが決めていくことなの(真面目な高校生 わしは君のような考えが大好きだ/ 初めて逢った日?そんなもん覚えているバカがいるのかよ ほか)

【著者紹介】
伊集院静 : 1950年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。1991年「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。92年「受け月」で第107回直木三十五賞受賞。94年「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞受賞。2002年「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞受賞。14年「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石」で第18回司馬遼太郎賞受賞。16年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    週刊文春の人生相談コラム「悩むが花」の文庫版。2012年4月から2014年7月まで。相談者は20代から40代の比較的若い層が多い。一番印象に残ったのが友人の作家・道尾秀介「このままでは小説しか書けない人間になってしまいそうで心配です」と悩みを送り、これに著者の返答は「いい作品を書いた作家は、小説に出逢わなければまともに社会では生きて行けなかったろうなと思う人がほとんどだぜ」と混ぜ返すようなやり取り。急病で倒れられましたが、後遺症なく復帰される予定とホームページにありました。連載が再開されるのが楽しみです。

  • ビイーン さん

    伊集院氏は、相談者に対してぶっきら棒で寄り添う素振りすら見せない。こういう人に相談をする人の気がしれない。一番印象に残る相談は旦那の○玉をマッサージする妻の話だね。この女性は本当にエライ。マリア様のようだよ。

  • katoyann さん

    2012年から2014年に週刊文春に連載されたコラムを集めて単行本化した作品。このところすっかりハマってしまった。有名人の男性と結婚する娘についての悩み相談には、有名人にはロクなものがいない、と返す。夫が盗撮している、という際どい質問もあり、答えるのが大変そうである。偉ぶることなく、小説家らしい洒落の利いた返答をしているのがいい。続きも読みたい。

  • エリ本 さん

    読者からの悩みに回答する形式の本。最近思うことは、回答する人それぞれの考え方があって正解は一つではないなという事。あの作家さんはこう言ってたのにこの方は違うなぁとか、やや混乱したりもして。自分が心に響いた部分だけ留めとくだけでいいのかも。

  • 黒頭巾ちゃん さん

    ▼恋愛と法律に関わることは、参考になった。法律を守る、恋愛はモラルより気持ち優先▼すぐに役立つことは、すぐに役に立たなくなる▼金ですむならそれですませる▼結婚式は関係者のためにすること▼筆写がどうしようもない人なので、サラリーマンの人は参考にならないし、参考にしなくてよい。ただ、面白い考え方は得られる

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人物・団体紹介

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伊集院静

1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。16年紫綬褒章を受章。23

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