人間の檻 獄医立花登手控え 4 文春文庫

藤沢周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908355
ISBN 10 : 4167908352
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

死病に憑かれた下駄職人の彦蔵が「三十年前に子供をさらった」と告白する。その時子供を二人殺したという相棒によく似た男を、登は牢で知っていた。彦蔵の死後、おちえから最近起きた“子供さらい”の顛末を聞いた登は、ある行動に出る―。医師としての理想を模索しつつ、難事に挑む登の姿が胸を打つ完結篇。

【著者紹介】
藤沢周平 : 昭和2(1927)年、山形県鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。主要な作品として「白き瓶 小説 長塚節」(吉川英治文学賞)など多数。平成元年、菊池寛賞受賞、6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞。7年、紫綬褒章受章。9年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • TakaUP48 さん

    登が獄医として通った小伝馬町での牢人の呟きから様々な事件に遭遇。幾多の事件を頭と柔で解決。高度な医者となるため叔父の勧めで外遊を決意。登たちの青春の一時を、今まで色々と楽しまさせて貰った。「おちえ、おあき等が傍らでうろちょろし、どこか猥雑でそのくせうきうきと楽しかった日々。次々と立ち現われて来る悪に、精魂をつぎこんで対決したあの時、この時。若さにまかせて過ぎてきた日々は終わって、ひとそれぞれの、もはや交わることも少ない道を歩む季節が来たのだ」登とおちえのしばしの別れ。そして、私も青春に遭遇できた!

  • kei302 さん

    表紙装画は柔術で悪人をばたばた倒す立花登。おあきはおあきの道を行き、おちえはおちえの道を行く……。シリーズ完結。よい終わり方。 『影の男』『女の部屋』複雑なようで実はとてもシンプルな人間模様の描き方に深く感じ入る。

  • AICHAN さん

    再読。主人公の獄医は最後に蘭学修行のため上方へと旅立つ。続編が読みたいところだが、著者の藤沢さんはもう故人。残念だ。

  • AICHAN さん

    再読。物語の設定は面白いのだが、主人公が22、23歳と若いところが痛い。そんなに若くて世の中を取り尽くしているような場面も出てきて違和感を覚える。ただ、そこを無視すればこのシリーズは本当に面白い。当時の江戸という街を実に身近に感じられるし、当時の牢という異世界のこともよくわかる。しばらくしたらまた読んでみたい。

  • matsu04 さん

    若き牢医者・立花登の活躍物語の第4弾にして最終巻。「見張り」は登の優しさが際立ち落涙。「影の男」の展開も驚くほどシブい。「女の部屋」は女というものの奥の深さを今更ながら教えられたのである。それにしても登とおちえとのやり取りが面白過ぎ。ラストはまあ、めでたしめでたしである。(再読)

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