直面三島由紀夫若き日の恋 文春文庫

岩下尚史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907358
ISBN 10 : 4167907356
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
364p;16

内容詳細

多くの假面を纏い、読者の前で華麗に舞い、駆け抜けた三島由紀夫。その若き日には、一人の女性との知られざる恋愛の季節があった。『金閣寺』執筆前後の作家の全盛期を共に生き、しかし思い出を固く封印した女性が、半世紀を経て初めて恋の顛末を著者だけに語った。従来の三島像を一新する歴史的証言を文庫化。

目次 : 1章 「運命愛」の發端―歌舞伎座樂屋・昭和二十九年七月/ 2章 女たちの時刻、午後の匂い―『沈める瀧』の頃/ 3章 贅澤な彼女―梨園と花街とに室咲きの/ 4章 喰わずぎらいの矯し方―『女神』の頃/ 5章 東京の恋人たち―『幸福号出帆』の頃/ 6章 書けて、書けて、仕方がないんだ―『永すぎた春』、『美徳のよろめき』、そして『金閣寺』の頃/ 7章 水槽の熱帯魚―『施餓鬼舟』、『橋づくし』、『女方』、『鹿鳴館』の頃/ 8章 浅くはひとを思ふものかは―『魔法瓶』に反射するもの/ 9章 おそらく最後の証言者―『鏡子の家』の女主人

【著者紹介】
岩下尚史 : 昭和36年生まれ。國學院大學文学部卒業後、新橋演舞場に入社、企画室長として、「東をどり」の制作に携わる。幕末から平成にいたる新橋花柳界の調査研究を進め、社史『新橋と演舞場の七十年』を編纂。退社後、芸者の発生と変遷を古代の巫女にまで遡る斬新な解釈で解き明かした『芸者論―神々に扮することを忘れた日本人』を著し、第20回和辻哲郎文化賞を受賞。現在、國學院大學客員教授。テレビのコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね さん

    「沈める滝」を読んだ折、三島はどうしてこんなに着物に詳しいのだ?と思ったものだが、30年経ってようやくその秘密がわかった。この著者のことはまったく知らなかったが、その言葉遣いといい、インタビュイーに対する姿勢といい、大変好ましいものだった。これを読めば、小説版を読む必要は、ないな。

  • ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね さん

    男色の噂について、著者は本文とあとがきで2度も、ムキになって擁護するのがどうにも違和感がある。書いていることはわかるのだが、この部分だけ躍起になって熱弁ふるうのは、どうしてなのだろう。

  • ふ さん

  • Chihoish さん

    三島周辺の著作もかなり読んできましたが、これも本当に面白かった。ここに登場する二人の女性は"平岡公威"に触れ愛したんだなぁ。著者の後書にも心を打たれた。自分には全く縁遠い花柳界のあれこれもなかなか衝撃的だった。とにもかくにも三島関連の著作を読むたびに「生きててほしかった」とぽろり涙する。

  • 小倉あずき さん

    文庫版読了。何度読んでももう一度読みたくなるのは、X嬢こと貞子さんの魅力に依るところも大きいのだろう。それにしても、かつてこの国でたこのような豪奢な恋愛が存在していたとは!それ自体奇跡としか言いようがない

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