十一月に死んだ悪魔 文春文庫

愛川晶

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907297
ISBN 10 : 4167907291
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
追加情報
:
459p;16

内容詳細

売れない作家・柏原は交通事故で一週間分の記憶を失う。その日を境に、突然意識が遠のき恐ろしい「穴」を見る発作を起こしてしまう。十一年後、謎の美女・舞華と偶然出会った事をきっかけに、封印されていた記憶が戻り始め…。幾重にもからんだ伏線と、衝撃のラスト!エロスと狂気、妄想と現実が錯綜する究極の恋愛ミステリー。

【著者紹介】
愛川晶 : 1957年、福島県生まれ。筑波大学卒業。94年、『化身』で第5回鮎川哲也賞を受賞しデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょこまーぶる さん

    読後は疲労感が強く残った一冊でした。つまらない話ではなかったのですが、内容が恐ろしすぎてページを捲るスピードも速くなるほど引き込まれしまい、ドッと疲れてしまったという感じでした。しかも、この作品では解離性障害という疾患や脳挫傷の後遺症である高次脳機能障害などを巧みに操った内容なので自らの仕事柄、興味を強く持って読み進めることができました。それにしても、読み終えて改めて小説家という職業の方々は、創作力や創造力、構成力などの様々な力を持ち合わせているエンターテイナーなんだなぁ〜と思いましたね。面白かった。

  • ジンベエ親分 さん

    互いに関係なさそうに見える複数の場面を繰り返しながら進んでいく小説。読み進めていくうちにそれらの関連性がうっすらと分かってくる。が、メインの場面に脳の障害が絡んでいるため、どこからどこまでが現実なのか判然とせず、ひたすら惑わされる。エロシーンが非常に多いが"まともじゃない"主人公による徹底的に男目線からのエロなのが気持ち悪い。ただこれは作者の狙い通りなんだろうな。終盤でぎったんばったんと話が転回する快感は北川歩美作品に通じるものがある。まともな人間が1人も出てこない悪趣味な話だがある意味振り切れてる。

  • きっしぃ さん

    読み疲れた…。過去と現在、妄想と現実、色々入り乱れ(>_<)色んなことが繋がったラストは確かにおぉ!となるんだけど、読みきった疲労感の方が強いかも…。そいえば「六月六日生まれの天使」も今回みたいな感じだった記憶が…。

  • 悠遠 さん

    なかなか真相は面白かった。ひたすら、えっちばかりしてたけど。あとなんというか、すごい独りよがりなえっちシーンばかりだなーと。なんか男性向けえろ漫画みたいなえっちシーン。

  • 鍵ちゃん さん

    これはなんだか意味が深すぎて、気分が悪くなった。それが背景や登場人物、事件の経過…。読んでいるうちに暗くなっていく。

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人物・団体紹介

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愛川晶

1957年福島市生まれ。94年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞。トリッキーな本格ミステリーを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーと幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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