還暦猫 ご隠居さん 5 文春文庫

野口卓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906993
ISBN 10 : 4167906996
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
301p;16

内容詳細

得意先の茂兵衛夫婦がひそかに引っ越したと聞いた梟助、もしかしてと新居を訪ねてみれば、座敷の座布団に猫が一匹。還暦になったら猫になりたい、という奥さまの願いが見事叶えられた!?妻(猫)を温かく見守る夫の眼差しが、しみじみ胸を打つ表題作ほか、七色の変化球のごとき四話。大人気シリーズ第五弾!

【著者紹介】
野口卓 : 1944年、徳島生まれ。1993年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年「軍鶏侍」で時代小説デビュー。書き下ろしの同作は、歴史時代作家クラブ新人賞を受賞するなど、圧倒的な評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • baba さん

    梟助さんが仕事で訪問する先で話しをする事が多かったが、今回は聞き役になっていた。特に最後の「還暦猫」は不思議な話しでありながら、真実らしいと思わせるやり取りが微笑ましく、夫婦の心理描写や梟助の思い遣る気遣いも良かった。

  • ひさか さん

    2016年9月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ5作目。呼ぶ声、拈華微笑、あたし,待つよ、曰く付きの鏡、還暦猫、の5つの連作短編。呼ぶ声、拈華微笑、あたし,待つよの人情味のある話が楽しい。曰く付きの鏡はホラーチックで面白い。還暦猫は殆ど落語で、しかもそれほどの話でもないのが残念。表紙絵の文字を示す猫の絵は楽しくて笑ってしまいました。

  • ケイプ さん

    ご隠居さんシリーズの五作目です。鏡磨ぎに訪れたお宅でいろいろな話を聞かせる語り上手な梟助さんも、今作では聞き上手に。話を聞きながら少し自分のことを省みる梟助、まだまだ続きを読んでいきます。

  • 犬養三千代 さん

    呼ぶ声、拈華微笑、あたし待つよ、曰く付きの鏡、還暦猫。呼ぶ声の友の声で立ち直る主人公。それにも増してその女房のえげつなさは凄い。拈華微笑の住職と梵妻、心の澱を梟助に吐き出してほっこりした結末は楽しい。猫になった奥様と旦那様の会話の妙。家族の狼狽ぶり、遠山奉行の采配がいやはや「名奉行‼️」

  • qoop さん

    毎巻バラエティに富んだ構成だが、落語絡み・人情噺・奇譚などとバリエーションの定型は決まっているため、いい意味でご存知物の感も強い。そうしたスタイルとしての定型の他に、例えば主人公・梟助が老年ながら様々な気づきを得るというのも作劇上の定型の一つだろう。本巻ではそんな梟助の姿にハッとさせられる〈あたし、待つよ〉と、奇譚の表題作が印象的。

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野口卓

1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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