歌川国芳猫づくし 文春文庫

風野真知雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906801
ISBN 10 : 4167906805
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
337p;16

内容詳細

今なお人気の歌川国芳が風刺画、春画、滑稽画を引っ提げて江戸の怪事件に出くわす! 猫を愛した天才が活躍。ユーモア溢れる短編集。


【著者紹介】
風野真知雄 : 1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞。15年に「耳袋秘帖」シリーズで、第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。15年『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶち さん

    【にゃんこまつり2024 少しフライング】 (再読) 何回読んでも面白いです。歌川国芳ファン、浮世絵ファンには応えられないフィクションです。国芳への親近感が湧くキャラ作り、国芳の数々の代表作と隠された見立て、北斎やその娘(応為)、広重、団十郎、三遊亭円朝など同時代の有名人が登場する趣向の妙など、これは傑作ですね。八匹の猫に囲まれて暮らしながら遭遇するのは怪事件ばかり。猫はさりげなく登場してくる程度ですが、「 あの手触り。あの身体の柔らかさ。あの"にゃぁーん"という甘えた声」という文に猫への愛を感じます。

  • 優希 さん

    国芳・国貞展に行ってから読みたいと思っていた本です。歌川国芳と猫を軸に、同時代に活躍した画家や役者も多数登場し、最高の娯楽小説に仕上がっていました。こういった関係もあったのかと目からウロコなところもしばしば。お江戸ミステリーに猫が絡むのがまた味わいがあります。入れ替わり立ち代り登場する国芳の飼う猫や事件に絡む猫たちが愛らしい。猫好きなので、様々なエピソードを楽しみました。面白かったので、このような題材でもっと物語を書いて欲しいと思わずにはいられません。

  • shizuka さん

    表紙の猫の浮世絵、作者の名前は知らずとも必ず1度は目にしたことがあるはず。それくらい有名な浮世絵。作者は歌川国芳、大の猫好き。猫がいないと夜も明けないタイプ。そんな国芳のまわりでいろいろな事件が起こる。登場人物も豪華で、葛飾北斎の娘、お栄、八代目市川団十郎、歌川広重等々。その描き方もまた変わっていて、お栄があんなこと!団十郎がそんなこと!広重ってこんな人!と楽しませてくれる。どんなお話にもきちんと猫は登場。小説が苦手、でも猫が好き。という人にも読みやすいんじゃないかな。彼らが息づいていた時代、嗚呼憧れる。

  • ぶち さん

    江戸末期に活躍した「奇想」な浮世絵師歌川国芳を主人公にした連作短編集。面白いです。 ミステリやらホラーやら色恋ものなど多彩で、それぞれの物語に猫が絡んで登場します。でも、猫がメインではありません。 タイトルに惹かれた猫好きには物足りないかもしれませんが、『飯どきに、あるいはふっと息を抜いて安らぐときに、いつも膝の上にやってくる』とあるように、著者の猫への愛情は充分に伝わってきます。 国芳や広重らのの代表作もたくさん登場しますので、実際にどんな絵かネットで画像検索しながら読むと楽しみが広がります。

  • コジ さん

    ★★★★☆ タイトルの「猫づくし」、猫が活躍する話が盛り込まれている話かと思っていたがそれほど尽くされていない。正直、期待した内容ではなかったが、これが良い意味の裏切りで、人情話あり、軽いミステリあり、何より国芳他、実在した浮世絵師たちのエピソードを作中に練り込んでいるのが面白かった。歴史、浮世絵師に疎い自分でも史実だとわかるエピソードだけでもいくつかあるのだから、詳しい人ならもっと発見できるだろう。強いて難をいうなら、国芳のセリフが江戸弁になりきっていない、サバサバした江戸っ子らしさが弱かった点が残念。

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風野真知雄

1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞。15年に、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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