静かな炎天 文春文庫

若竹七海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906740
ISBN 10 : 4167906740
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
317p;16

内容詳細

持ち込まれる依頼がすべて順調に解決する真夏の日。不運な女探偵にも遂に運が向いてきたのだろうか? 葉村晶はある疑問を抱く――。


【著者紹介】
若竹七海 : 1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。1991年、「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞。2015年、「さよならの手口」でミステリファンクラブ・SRの会による“SRアワード2014”国内部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紅はこべ さん

    葉村晶が不運なのは、人が良くて、責任感が強くて、物事を人任せにできないからだろう。まあ、葉村に全部おっ被せちゃう富山店長もそこそこ不運なんだけどね。不運は不運を呼ぶのかな。「血の凶作」が好みだった。富山店長の人格はともかくとして、ミステリの趣味は素晴らしい。『バートラム・ホテルにて』の評価が低いのが意外だったけど。『レベッカ』と『バートラム・ホテルにて』のお茶や朝食のシーンは実際よだれもの。菌類学者が主人公の架空のミステリ、若竹さんが書いてくれないかな。

  • 遥かなる想い さん

    2017年このミス国内第2位。 女探偵葉村晶の短編集。 どこか憎めないキャラが楽しい。 動き回りながら、タフに謎を解くという タイプで ひどく庶民的な人物造形と 各所に散りばめられている古典ミステリーが 人気の秘密なのだろう..晶の翻弄され方が 可笑しい そんな短編集だった。

  • 中原れい さん

    また会えて嬉しい葉村晶もの短編集。シリーズ初期に比べ探偵業もスマホで過去検索するのはうんと早くなったけど、運の悪さと(犯罪の)引きの強さはあいかわらず。四十肩に泣かされながら、仕事に向かえば大事故にぶつかり空き瓶を頭に当てられ荷物をひったくられて、あるときは心ひそかにあるときは大声で的確で笑えるシニカルな毒を吐いて突き進む晶はサイコーです。

  • 星落秋風五丈原 さん

    なぜか引きも切らず依頼人がやってくる。ところがその依頼が次から次へと解決。フツーの探偵ならば「今日はラッキー」と喜んで終わるのに、晶はある事に気付いてしまった。優秀すぎる探偵だからこそ人々の悪意も見えてしまう表題作『静かな炎天』。優秀すぎる探偵というのも考えもので人の悪意にも敏感になる。だから表紙の彼女は唇を噛みしめて言いたい事をぐっとこらえているのか。『聖夜プラス1』は『深夜プラス1』パロディ版。深夜に届けものを頼まれた葉村晶が、訪ねた先で新たな頼まれごとを抱え込むうちにタイムリミットが近づいてくる。

  • ぷう蔵 さん

    クールで格好いいステキなオンナ探偵のイメージなのに、どうしてこんなにも不運で、お人好しで、不器用なのだろうか?でも何故か上手いこと回ってちゃんと結果が出てくる。それも葉村晶の実力なのね。このくらいの短編はテンポよく読めて小気味いい。ミステリー専門の本屋が舞台っていうのもなかなか面白く、設定はノンフィクションか?と思ってしまうほど…。吉祥寺の住宅街って、あの辺かなぁと勝手に妄想にふけった。自分もbook caféとかができたら愉しかろうと最近よく考える。が、探偵社は併設しませんよ…。

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人物・団体紹介

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若竹七海

東京生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、連作短編集『ぼくのミステリな日常』でデビュー。以降、青春ミステリから歴史ミステリ、ホラーまで幅広いジャンルで、多彩な作品を発表。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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