俳優・亀岡拓次 文春文庫

戌井昭人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904906
ISBN 10 : 416790490X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
255p;16

内容詳細

映画原作! 脇役俳優の酒と仕事と恋
川端賞作家・戌井昭人が描く短篇連作。脇役俳優、亀岡拓次は、行く先々の現場で奇跡を呼ぶ! 安田顕主演で2016年1月映画公開。

【著者紹介】
戌井昭人 : 1971(昭和46)年、東京・千歳烏山生れ。作家、パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」主宰。台本執筆。2008年「鮒のためいき」で小説家デビュー。09年「まずいスープ」で第141回、11年「ぴんぞろ」で第145回、12年「ひっ」で第147回、13年「すっぽん心中」で第149回、14年「どろにやいと」で第151回の芥川賞候補。「すっぽん心中」で第40回川端康成賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆのん さん

    戌井作品は2冊目。前回に読んだ本が凄く面白かったので今回も期待大で読み始める。主人公は亀岡拓次37歳。独身。職業は脇役俳優。趣味は1人で酒を飲むこと。筋肉質で色黒、天然パーマの頭部は少し薄い。俳優といっても『何処かで見た気がする』程度の認知度だが、国内外問わず監督達のファンが多く仕事は途切れない。二日酔いで撮影現場に現れるも何故かミラクルな演技を披露する。とにかく好きにならずにいられない人物だ。続編もあるようなので是非是非読まなければ。私の期待を裏切らない戌井作品。楽しみがまた1つ増えた。

  • はつばあば さん

    実在する人物がいるかのような小説。こういう生き方も男としては魅力あるが・・夫とするには相当女が試されるだろう。ならば一層の事末永く友人でいたい

  • とら さん

    素直に面白い。連作なんだけど、全編満足度は同じくらいなのでずっと面白い。ハズレなし!何かこう、知らない街に行く予定が出来ると、その予定時間の前でも後でも良いのだけどふらっと外を散策したくなる気持ちがよく分かるので、亀岡さんの冒険心に同調。そしてなにより、食事シーンが魅力的で、飲みたくなる笑 常に体にアルコール入ってるもんな亀岡さん…。しかしそれでも、周りの人々やクリエイター陣にも好かれる人柄と演技力があるから憎めない。文句言えないもんな笑 あとこの作品に関しては映画見たい気持ちが凄い。是非見よう。

  • いくお(Ikuo Nakao) さん

    ず〜っと積読していたのを「病院待ち用」として持って行ったら、面白すぎて、診療後に病院に残って一気に読了!という事態に(笑)トータル2時間半くらいで読了。映画よろしく、すべて亀岡=安田で読み切る。面白かったのは、映画見ていないのに「この大御所俳優は高倉さんっぽい」「この女性は西田さんかなぁ」と他の登場人物も顔が浮かんできて読めたのが面白かった。傑作はハリウッド進出の章かな。待合室で笑いをこらえられなかったのは久しぶりでした。戌井さん初読でしたが、他の作品も読んでみたい。というか続編読みたいです^^

  • ざれこ さん

    もう少し大きなドラマがあるのかと思ったら全然なく、脇役俳優の亀岡が現場に行って撮影して誰かと出会ったり呑んだくれたりゲロしたりしてる、海外では役どころも何もわからずひたすら歩いてたりする(モロッコ編最高!)ゆるーい短編集。でも何度も笑って何度もしみじみ、とても良かった。こういう俳優さんほんま不可欠よね、名前覚えてもらえないけど。亀岡もきっとヤスケンみたいな味のある演技をしてるのだろう。映画キャストはまりすぎ。それにしても出てくる映画達のこれでもかというB級ぶりがたまらないです。いつまでも読んでいたかった。

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人物・団体紹介

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戌井昭人

1971年、東京生まれ。文学座を経てパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げし、脚本を担当、出演もしている。2009年『まずいスープ』で作家デビュー(表題作は芥川賞候補に)、2014年「すっぽん心中」で川端康成文学賞、2016年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で野間文芸新人賞を受賞(このシリ

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