虫封じ 文春文庫

立花水馬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904708
ISBN 10 : 4167904705
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
346p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    自分たちの年頃なら知っているだろうが“疳の虫”という言葉がある。子供の頃、手のひらをこすると虫が出るとかやってみられたことはないだろうか?大抵は垢のようなものがよれて出てくるだけではあるのだが…“虫封じ”という方法の医療で病を治す若侍、妖怪という安直な怪異を出すのではなく、病に通じる虫をその原因である心の中に巣食う気鬱を暴き出して封じていく、その現代でいうところのストレスの元を探る過程を含めて実に良く出来た医療ミステリーである。

  • さっこ さん

    さほど期待せずに読み始めたが、意外にのめり込んで読んだ。テンポも良かったし登場人物のキャラも良かった。 穏やかだけど内に秘める強さ真摯さを持つ影郎と、そんな影郎に想いを寄せつつ仕事の助手を勤める強気なおタ。 あとがきで他の作家さん達も書いていたようにシリーズ化しそうな感じ。シリーズ化したら嬉しいな。

  • ゆうら さん

    興味をひく内容で、さらに文章が読みやすい。飄々とした雰囲気の影郎と、ちょっと気の強そうなお夕のコンビのバランスも良さそう。虫封じをしながら、影郎は自身の抱えるものをどうして行くのか、続きが読みたい。

  • あここ さん

    初めから引き込まれて新人さんって感じしぃひんかった。身体・心に巣食ってしもうた虫を退治する蜻蛉さん。心の病を治すのかなぁっと思いきやホンマに虫が出てくる!!べろっと出てくる。嫌だ。自分から何か出てきたってだけで失神しそうやけど。禁書の医師本に詳しいけど医者じゃない。治してくれるんなら何でもいい、親身になってくれる先生に好感。でもでも、隣の女があかん。いちいち偉そうに何様ですか。バカにしてるの?女房気取り。忙しくないから。あんたは子供の世話しときなよ。お夕の性格がかわいかったら面白いんやけどなぁ。ちょい苦手

  • まめの助 さん

    ★★★★☆人の心に巣食い、悪さをする虫を封じるお話。お医者さんには治せない原因不明の不調の元を探し、絡まった糸をほぐし解決する。抑え込んだ想いを掬ってやるカウンセラー的な虫封じ。ちょっと頼りないけど、丸く収まるように動く優しい先生に、日々固くなっていく心をほぐしてもらったような読後感。面白かった。

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人物・団体紹介

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立花水馬

1961年愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本コカ・コーラ、20世紀FOX映画など外資系企業でマーケティング関係の仕事に従事した後、2010年「虫封じ〓(ます)」で第90回オール讀物新人賞を受賞。2015年受賞作を含む『虫封じ〓(ます)』(文春文庫)にて小説家デビュー(本データはこの書籍が刊

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