太平洋戦争の肉声 3 特攻と原爆 文春文庫

文藝春秋編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904326
ISBN 10 : 4167904322
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
362p;16

内容詳細

日本の勢力圏は日ごと減り、本土もB29の空襲を受けるようになった。追いつめられた日本軍の中枢部は、兵士らに特攻を志願させた。一方、栗田艦隊は米軍のレイテ島への上陸を許し反攻の足がかりを得させてしまう。戦艦大和の沖縄水上特攻、そして原爆に至る、当事者たちの声で綴る敗戦までの末期太平洋戦争。

目次 : 神風特攻「敷島隊出撃」の真相―森史朗/ レイテ沖海戦(1) 栗田艦隊謎の反転のすべて―大谷藤之助/ レイテ沖海戦(2) 戦艦「大和」の死闘 大和主計長が見たレイテ沖海戦と沖縄水上特攻―石田恒夫/ レイテ島の戦い われレイテに死せず―神子清/ 特別攻撃隊 特攻にゆけなかった私―角田和男/ 本土防空作戦 北九州防空戦B29撃墜王―樫出勇/ 硫黄島の戦い 司令部付兵士が見た硫黄島玉砕―金井啓/ 沖縄戦 沖縄軍参謀が語る七万の肉弾戦―八原博通/ 原爆投下(1) 私は「インディアナポリス」を撃沈した―橋本以行/ 原爆投下(2) 原爆下の広島軍司令部―松村秀逸

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レモン さん

    特攻隊員のエピソードや原爆、沖縄戦、硫黄島など重い話が多かった3巻。「天皇陛下、万歳」なんて心の底から思っていないだろうに。宮城事件は「日本のいちばん長い日」を先に読んでいたこともあり、読みやすかった。

  • Mikarin さん

    神風特攻隊についての章は注目。建て前上全員志願となっているが実は… メンバーの人選が不始末を起こした者に「死に場所を与える」という 悪い意味での日本的なメンタリティーが出ているのは大変考えさせられる。

  • CTC さん

    シリーズ第三弾はマリアナ失陥以降。特攻の実相や原爆、宮城事件などの当事者手記11章。レイテ沖海戦に2章を割く。作戦参謀の大谷藤之助と、もう一本は大和主計長の石田恒夫氏による。大谷は戦後参議院議員。大谷自身が小柳参謀長に例の回頭を進言したことを含め、当時の鑑橋の様子を石田さんがかなり具体的に記しているのだが、当の大谷はその詳細を述べずに、周囲の情勢ばかりを記す。石田さんによれば将兵の多くは作戦の目的をよく理解していたとの事だが(湾内突入の為に弾薬節約する記述あり)、大谷や小柳、栗田は敵艦隊を目指した。

  • くらーく さん

    知らない事が次々と。また、8月15日が近づいてきた。終戦では無く敗戦なんだけどね。どうして、もう少し早く敗戦を認められなかったのかねえ。戦争なのに。

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