「常識」の研究 文春文庫

山本七平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903930
ISBN 10 : 4167903938
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
269p;16

内容詳細

戦前・戦後を通じていえることは「権威は消えたが常識は残った」である―われわれの日常生活の行動規範であり、それに基づく判断の基準となる「常識」について、様々な角度から考察する。「常識」の違いにより生じる国際社会での誤解など、現代を生きる私たちが今こそ知っておくべき「教訓」を指し示す貴重な一冊。

目次 : 1 国際社会への眼(シオニズムと風土/ 北と南のはざまにて ほか)/ 2 世論と新聞(原発と新聞報道/ 宣伝戦と新聞 ほか)/ 3 常識の落とし穴(「変節」とは何か/ 再び「変節」について ほか)/ 4 倫理的規範のゆくえ(「で」で食っても「を」で食うな/ 「自由」とは ほか)/ 5 島国の政治文化(「派閥」と政治文化/ 保革交代劇 ほか)

【著者紹介】
山本七平 : 大正10(1921)年、東京に生れる。青山学院卒業。昭和33年山本書店を創立、その後精力的な執筆活動に入る。平成3年12月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 金吾 さん

    淡々とした書きぶりですが、書いていることはじっくりと考えたくなる話がいくつかありました。「世論と新聞」「倫理的規範のゆくえ」が面白かったです。

  • 人工知能 さん

    「情報は受けとる側にその意志がなければ伝達は不可能である。この前提を無視した上でその社会に情報を氾濫させ、取捨選択を各人の自由にまかせれば、人びとは違和感を感じない情報だけを抜き出してそれに耳を傾け、他は拒否するという結果になる。それは結局、その人の感触の確かさを一方的に裏づける作用しかないから、情報が氾濫すればするほど、逆に、人びとは自己の感触を絶対化していく。これは結局、各自はそれぞれ自分で感触し得る世界にだけ住み、感触し得ない世界とは断絶する結果となり、情報の氾濫が逆に情報の伝達を不可能にしていく」

  • おっくー さん

    空気の研究に引き続き買った本。いきなり、国際情勢から始まり、しかも、中東の話。少し混乱しました。しかし、常識とはどこに基準を置くのかが非常に難しい。文中にもありましたが日本語の壁という表現で的を得ており、考え方、視野が広がりました。後半は著者の鋭い見識、切り口であり、勉強になりました。

  • 讃壽鐵朗 さん

    1970-80年代の話題以外の、時代と関係ないものだけ読んだ。現代に評論家としていたらどんなことを書くのだろうか。

  • クジラ さん

    「常識」を直接的に解説しているのかと思ったら、山本七平の目から見た常識というフィルターを通して世間を見たエッセーのような形式になっている。しかし、常識とはなんだろうか。世の中、錯覚だらけのようにも思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

山本七平

1921年東京生まれ。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品