スコット・トゥロー

人物・団体ページへ

無罪 INNOCENT 下 文春文庫

スコット・トゥロー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903367
ISBN 10 : 4167903369
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
361p;16

内容詳細

被告として法廷に立つ判事。愛人の存在を知られ、妻を殺したとする状況証拠が揃う。名弁護士スターンと雪辱を期す検事モルトがしのぎを削る法廷に、愛と憎悪と嘘が交錯する。空白の一日に何があったのか。あまりに悲しく痛ましい真実は、最後に明かされる。名作『推定無罪』続編。翻訳ミステリー大賞受賞作。

【著者紹介】
スコット・トゥロー : 1949年、アメリカ、シカゴ生まれ。スタンフォード大学大学院を経てハーヴァード・ロースクールに入学、法曹となる。シカゴ地区連邦検察局の検事補を務める傍ら執筆した長編小説『推定無罪』で87年に小説家デビューを果たす

二宮磬 : 1945(昭和20)年、静岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Tetchy さん

    人はそれぞれ秘密を持つ。それは家族であっても同じだ。そして事件が起き、裁判という場が開かれ、捜査のメスが入っても決して知られてはならない秘密は暴かれない。なぜならもはや裁判が真相を証明して正義を見せる場ではなく、一番納得のいくストーリーを仕上げて正義と見せる場となっているからだ。だから物事は常に歪められて解釈される。彼ら彼女らは何を知り、また知らずに生きていくのか。恐らくそれぞれが墓場で持っていかねばならないことだろう。だがそれでも我々はいくつになっても愚かなことをしてしまう。そしてそれこそが人生なのだ。

  • k5 さん

    夏のリーガルミステリ祭りBー2。島耕作感のでてきたラスティに共感できなくなってきたな、と思ったら、視点が息子のナットに移動して読みやすくなりました。そして法廷シーンはやはり圧巻。真相にも胸を貫かれます。少し難点があるとしたらこの作者、アジア系に偏見があるんじゃないかというところですが。それを割り引いても名作と言えるでしょう。

  • hanchyan@自己ベスト更新 さん

    法廷モノと言えばテミスの秤。ひとつの事実を支点に、ふたつの真実が振れあうわけだが、その構造が、本作では裁判そのもののみならず、(ある人物あるいは事物を支点とした)二者の関係性にも常に敷衍されている、逆に言えば、例えば直線がいつの間にかねじれたりだとか揺れ動く秤の゛斜め上から乱入”とか一切ないので(笑)とても読みやすい。いかにも非常にオーソドクスな翻訳ミステリを読んだ、て感覚。あ、つまんないわけじゃないっスぜんぜん。むしろ、個人的な好みとはかけ離れたタイプのはなしなのに(笑)、なんだか、やたら面白かった。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    前半はだらだらとした印象だったものの後半の法廷シーンはやっぱり面白い。検察側、弁護側、新たなる事実が明らかにされていく度に、攻守が交代する。悪くはなかったけど、前作のイメージが強く、期待が大きかっただけにインパクトはちょっとかな?★★★

  • fishdeleuze さん

    ハリソン・フォード主演で映画にもなった『推定無罪』の続編。サビッチ、息子のナット、弁護士サンディ・スターン、検察側のトミー・モルトと懐かしい面々が出てくる。前半(第一部)の前振りがいささか長く感じられたが、第二部の法廷へ入ってからはさすがトゥロー。複雑なプロット、伏線、法廷内の微妙なやりとり、そして最後に明かされる真実まで面白く読んだ。ただ『推定無罪』は超えていないかな…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品